
■米女子ゴルフ シェブロン選手権 最終日(日本時間28日、テキサス州、ザ・クラブatカールトンウッズ、6911ヤード、パー72)
米女子ゴルフツアー2年目の西郷真央(23、島津製作所)がシェブロン選手権の最終日、トータル9アンダー首位タイでスタートし、3バーディ5ボギーの「74」、トータル7アンダーで5人のプレーオフへ。その1ホールで西郷がバーディを奪い、米女子ツアー初優勝、日本人選手5人目となるメジャー大会初優勝、日本人選手で初めてシェブロン選手権を制した。これで米女子ゴルフメジャー5大会(全米女子、全米女子プロ、エビアン、AIG女子オープン、シェブロン)で日本女子が勝利を挙げた。
米女子ゴルフのメジャー大会、最終日最終組で迎えた西郷、昨季、米女子ツアー1年目で7回トップ10に入り、日本勢では1990年の小林浩美さん以来、となる“ルーキー・オブ・イヤー”に輝いた。
スタートの1番・416ヤード、パー4でセカンドショットをグリーン奥に外し、3打目も寄せきれずにボギースタート。しかし、3番・160ヤード、パー3で約2.5mのバーディパットを決めると、3日目まで全てバーディを奪っている相性の良い8番・526ヤード、パー5でもバーディ。前半は2バーディ2ボギー、トータル9アンダーの首位タイで折り返した。
しかし、後半10番・408ヤード、パー4でボギーを叩くと11番・445ヤード、パー4でもボギーとスコアを落としてしまった。トップはトータル7アンダーで3人が並びホールアウト。しかし、西郷は15番・392ヤード、パー4でもボギーと後半で3つ落として、トータル6アンダー。
|
|
16番はパーとし、追いつくには2ホールで1つスコアを伸ばさなければいけなくなった。17番をパーとして迎えた18番・524ヤード、パー5、3打目を約2.5mに付けると、緊張感のあるバーディパットをしっかり沈めてガッツポーズ。トータル7アンダーで首位に追いついた。
優勝はA.ジュタヌガーン(29、タイ)、殷若寧(22、中国)、キム ヒョージュ(29、韓国)、L.ダンカン(34、アメリカ)、そして西郷と5人のプレーオフとなった。
18番でのプレーオフ、良いイメージのあるホールで西郷はセカンドショットで攻めのゴルフを見せて、グリーンを狙ったが、奥に外してしまった。それでも、アプローチで約1.5mに寄せるとバーディを奪った。その他の4人がバーディを奪えず、攻めたゴルフを見せた西郷が日本人5年目となるメジャー制覇で米女子ツアー初優勝となった。