『名探偵コナン』原作も映画も絶好調 「剛昌のフリーレン」レアなコラボも【2025.4.22 週間漫画ランキング】

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2025年04月28日 13:00  リアルサウンド

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左から、『名探偵コナン 107』(青山剛昌/小学館)、『葬送のフリーレン』公式X(@FRIEREN_PR)、『名探偵コナン 107 劇場版ティザーアクリルスタンド付き特装版』(青山剛昌/小学館)

◼︎4月22日付け週間漫画ランキング


1.名探偵コナン(107)/青山剛昌/小学館
2.シャングリラ・フロンティア(22) 〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜/硬梨菜・不二涼介/講談社
3.金色のガッシュ!!2(5)/雷句誠/クラーケンコミックス発行・鍬谷書店扱い
4.名探偵コナン(107) 劇場版ティザーアクリルスタンド付き特装版/青山剛昌/小学館
5.はじめの一歩(143)/森川ジョージ/講談社
6.ウマ娘 シンデレラグレイ(19)/久住太陽・杉浦理史ほか/集英社
7.ワンパンマン(33)/ONE・村田雄介/集英社
8.黙示録の四騎士(21)/鈴木央/講談社
9.薬屋のひとりごと(15)/日向夏・ねこクラゲほか/スクウェア・エニックス
10.本なら売るほど(2)/児島青/KADOKAWA


 4月22日付けの日販調べ週間漫画ランキングからは、4月18日に公開された劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』も話題の青山剛昌による『名探偵コナン』(小学館)をピックアップ。


参考:【画像】ついに「剛昌のフリーレン」も フリーレン公式Xのコナンネタ


 最新107巻では、降谷零(安室透)ら警察学校5人組と幼少期の工藤新一・毛利蘭との意外な繋がりが描かれている。ファンが多い5人組は零を除く四人がすでに亡くなっており、過去エピソードでしかみられないこともあって、彼らの掛け合いは希少かつ尊いものだ。


 話は変わり、少年探偵団は長野県警本部を訪れることにーー。もちろん事件が起こらないわけもなく、「コンパス探偵団」と名乗る配信者の不審火騒動に巻き込まれていく。長野県警には、三国志をバイブルとしている”コウメイ警部”こと諸伏高明(もろふしこうめい)や、左目に大きな傷を持っている大和敢助(やまとかんすけ)が在籍している。


 公開されている映画では、この大和敢助を軸にストーリーが進んでいくため、最新刊と映画がリンクする形に。大和敢助が左目に傷を負った経緯、毛利小五郎の刑事時代のエピソードなどが描かれ、シリーズの中でも見逃せない作品だ。


 長野県の雪山を舞台としており、現実では初夏を感じるなか、登場人物達はコートやマフラーを身にまとっている。その中で江戸川コナンのマフラーが話題に。首元で結び目をつくる通称「フリーレン巻き」をしていることもあってか、『葬送のフリーレン』のX公式が今作映画の告知をするという意外な繋がりも生まれた。


 フリーレンが映画ポスターの前で舞っている(?)姿を収めた「残像のフリーレン」や、赤い蝶ネクタイを身につけた「真相のフリーレン」が投稿されたと思えば、『名探偵コナン』作者の青山剛昌がフリーレンを抱えた「剛昌のフリーレン」も投稿された。


 話が逸れたが、『隻眼の残像』は原作を読んでいる人だけが気づける本編との繋がりや伏線の回収にも注目したい。公開から10日で観客動員数430万人、興行収入63億円を記録するなど(2025年4月28日調べ)大ヒットの兆しを見せる今作は、大和敢助ら長野県警について予習してから映画館に訪れてみてはいかがだろうか。


 本ランキング2位は、硬梨菜・不二涼介による『シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす』22巻(講談社)。アニメはシーズン2が3月末に最終回を迎えたが、すぐさまシーズン3の制作決定を発表。半裸で黒の蝶ネクタイを身に付け、赤い椅子に足を組み鎮座する”サンラク”と、パーティメンバー達とのキービジュアルが公開された。「鳥頭・蝶ネクタイ・パンツ」の3点装備サンラクは変態度が増している。


 続いては、世界チャンピオンのマーカス・ロザリオに挑む間柴了(ましばりょう)が見せたあるシーンがXでトレンド入りした話が収録された、森川ジョージによる『はじめの一歩』143巻(講談社)が5位に。一進一退の攻防が白熱するも、ラウンドを重ねるにつれて満身創痍となった二人は最終局面へと差しかかる。意識が朦朧とする中、間柴は観客席にいる妹・クミと幕之内一歩(まくのうちいっぽ)を見つめ自らの心境を吐露した。その内容には多くの読者が驚きと感動を覚えXには多数のポストが。果たして死神のカマはどちらに振り下ろされたのか、その目で確かめてほしい。


 6位は久住太陽・杉浦理史らによる『ウマ娘 シンデレラグレイ』19巻(集英社)。4月6日よりアニメ放送が開始され、アニメシーズン3まで放送された『ウマ娘 プリティダービー』の人気もあってか、大きな賑わいを見せている。今作の主人公のモデル・オグリキャップは、1987年から1990年にかけて32戦22勝、四着以下となったのは僅か3レースだけ、さらにはG1クラス(スポーツにおける日本選手権のようなもの)のレースで4勝をあげた希代の名馬だ。部活に明けていく少女達のような青春ストーリーであるため、競馬を知らない人でも楽しめる。


 8位は、前作『七つの大罪』の続編である、鈴木央による『黙示録の四騎士』21巻(講談社)。主人公はパーシバルという少年に移り変わり、『七つの大罪』メインキャラクターの子供達である、トリスタンやランスロット達と様々な戦いを繰り広げながら旅をしていく。前作のキャラクターが多数登場するため、読み始めるのであれば『七つの大罪』からをおすすめする。


 最後は古本屋の店主に焦点を当て、文芸への理解の深さや心温まるヒューマンドラマが大きな話題となった注目作品の第2巻、児島青による『本なら売るほど』(KADOKAWA)。本と人との縁を紡いだ本作は、静かな空間で静かに綴られている。欲しい本を探して一喜一憂するもの、大切な思い出と別れ、何の目的もなくふらっと訪れたものなど様々な客との交流が描かれる物語だが、思わず古本屋に足を運んでしまいたくなるほど心が動かされる作品だ。


※参考:日販「週間ベストセラー」



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