鉄板を使った美術作品がX(Twitter)で話題になっています。見る角度によって表情が変化する様子が収められた動画も公開され、記事執筆現在までに30万回弱再生されています。
この作品を発表したのは、錆(さび)師として活動している芸術家のYASUKA.Mさん。独自開発した技法を、日本発祥の新しい伝統芸術として残せるように活動しているそうです。
●鉄板を酸化させて描いた青いバラの花
今回、YASUKA.Mさんが公開したのは、鉄板を酸化させて描いた青いバラの美術作品。
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色は着彩したわけではなく、鉄板を酸化させることで色合いを表現。実物には金属の煌めきや立体感があり、見る角度で表情が変わります。
光を反射すると神々しく煌めき、逆に影が落ちると静謐な雰囲気となり、作品の持つ哲学や重厚感をより感じられます。なお、作品のタイトルは「祝福」であることも伝えています。
YASUKA.Mさんは鉄錆で絵を描き始めて10年の間に、錆に対する考え方が良いものに変化したそうです。これからも「美しい錆を身にまとう」をテーマに作品を作り続けていきたいと宣言していました。
この作品には「凄い こんな色出せるのですね!」「どの角度から見てもどの光でもそれぞれが美しい」「すごすぎ……」という声や、実際に見た人からは「綺麗過ぎて写真では収まらないので動画でいろんな角度からの煌めき撮るけど追いつかないのよなぁ…」という声が寄せられていました。
●YASUKAさんの他の鉄錆作品まとめ
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YASUKA.MさんはXの他にも、同様のスタイルで制作した作品をInstagramやYouTubeで公開中です。
作品の実物を見てみたいという人は、巡回展が今後、名古屋みなと蔦屋書店(5/20〜5/31)、軽井沢書店(8/13〜9/1)、京都蔦屋書店(10/4〜10/30)、銀座蔦屋書店(11/29〜12/25)などで開催予定なので、ぜひ足を運んでみてください。
動画提供:錆師 YASUKA.Mさん
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