
今では許されないセクハラやパワハラが、過去にはそれが当たり前だった時代があった。投稿を寄せた50代男性(事務・管理/年収1000万円)は、10年ほど前に「パワハラとセクハラの二刀流で有名な部長」と同じ職場になり、その歓送迎会のとき、こんな状況を目撃した。
「若い女性が挨拶に来たら『君の彼氏知ってるよ。〇〇課〇〇さんだよね。結婚するか相手に聞いた?年下はやめておきなさい』」
「これだけでも立派なセクハラなのに、1年くらいしてこの2人が別れた時『ほら、僕が言った通りでしょ。別れると思ったんだ』と大笑い。全員びっくりしました」
別れたことも部長が言った通りにされるのだから不愉快というほかない。(文:林加奈)
「40年も前はどこの会社も新入社員はホステスのように扱われていました」
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また、千葉県の60代女性(専門職/コンサルタント・士業・金融・不動産)からは、40年ほど前の社員旅行でのハラスメント体験が寄せられた。大学卒業後に一部上場企業に就職したという女性は、大宴会場での食事が「全員浴衣着用」という指示に困惑したという。
「浴衣なんて生地はペラペラだしはだけちゃうじゃん!と思い、下にTシャツを着用。今ならこれだけでハラスメントですよね?」
さらに、食後のラウンジでの飲み会では、酔った部長(当時50歳くらい)が女性の友人である新入社員の一人と踊りだし、興奮したのか、その女性の胸を揉み始めたという。
「それを見た私は激怒!部長の部下の人達に止めて貰いましたが、怒りがおさまりませんでした」
令和の今なら大問題だが、女性によれば「40年も前はどこの会社も新入社員はホステスのように扱われていました」という。女性はフジテレビのアナウンサーの性被害問題についても「昔は当たり前だったのです」と言及している。
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「フジはそれがずっと続いていただけ。当時良い思いをした幹部が出世し、今も変わらなかったのでしょうね。本当に昔は女性の扱いは酷かったです」
と当時から続く劣悪な労働環境を嘆いた。
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