知人からもらったメダカに激ハマりした女性→今では…… 完成した“究極ビオトープ”に驚き「絶対ウソだ!」

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2025年04月29日 10:33  ねとらぼ

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知人からもらったメダカに激ハマりした女性→今では……

 水換え・掃除不要なビオトープの作り方とその仕組みを解説する動画がYouTubeに投稿されました。動画は、記事執筆時点で2万回以上再生されています。


【画像】完成したビオトープ


 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「ビオトープちゃんねる」。知人からメダカをもらったことをきっかけに、屋外のスイレン鉢ビオトープでメダカの飼育をスタート。“あくまで素人目線”としながらも、試行錯誤を繰り返しながら学んだノウハウを紹介しています。


 今回は、掃除や水換えがいらない屋外ビオトープの作り方やその仕組みを、初心者向けに教えてくれます。


 投稿主さんは、春にビオトープを立ち上げたら基本的に水を換えないそうです。メダカの活動期である春から秋の半年くらいなら余裕で、過去には3年以上水換えをしなかったこともあるのだとか。むしろ、頻繁に水を換えなくなってからの方がメダカをうまく育てられるようになったのだといいます。


 魚を飼ったことがない人からしたら、「そんなの絶対ウソだ!」と思ってしまうかもしれません。また、せっかく魚を飼育しても汚い水になったらテンションが下がりそう、お金がかかりそう、水換えなんてしている暇ないし……そんなことを考えて、メダカを飼ってみたいけれど二の足を踏んでいるという人も少なくないことでしょう。


 投稿主さんも、以前はそういったイメージを持っていたそうです。実際にビオトープを知らない人が投稿主さんのビオトープを見て、「水換え大変じゃない?」と聞いてくることも多いのだとか。


 しかし、投稿主さんのビオトープは、蒸発した分の水を足すだけで維持できているとのこと。水換えがいらない環境を作ればお世話がぐっと楽になるし、メダカを健康に育てられるようになるのだといいます。


 ここまでの話を聞いて、まだ半信半疑の人も疑問だらけの人もいることでしょう。それでは実際に、特殊なものは使わず100円ショップやホームセンターで入手できるもので構成されているという、投稿主さんのビオトープを見せてもらいましょう。


 ビオトープでメダカを飼育する際は、屋内の水槽で魚を飼育する時に使う「ろ過フィルター」や「エアレーション(いわゆるブクブク)」を必要としないそうです。


 投稿主さんのビオトープは好きなようにレイアウトをしているように見えますが、実はこのレイアウトにこそ意味があるとのこと。お金や手間をそれほどかけず、水をキレイに保てる秘密は”ビオトープの仕組み”にあるのだといいます。


 メダカなどの生き物を飼育するとフンや残ったエサなどが原因で、魚にとっては有毒物質であるアンモニアが発生します。水換えをしたり、ろ過フィルターを使ったりすればアンモニアなどの有害物質を除去できますが、ビオトープはどのように有害物質を除去するのでしょうか?


 ビオトープの有害物質を除去する際に活躍するもの、それはずばり「バクテリア」です。投稿主さんによると、“バクテリアを制するものはめだかを制する”のだとか。


 バクテリアはアンモニアを亜硝酸塩に、そして比較的無害な硝酸塩に分解するといわれています。しかし、微生物であるバクテリアは目に見えないため、増えているのか分かりません。あくまで“増やす意識をする”しかないけれど、その増やす意識をすることが大切なのだとか。


 バクテリアは水槽や底床材、コケ、水草などあらゆるものの表面に定着するそうです。そんなバクテリアのすみかを増やす際には、多孔質な底床材が役に立ちます。特に、赤玉土はホームセンターで手軽に入手できて、低価格でお財布にも優しいそうですよ。


 すみかの次には、エサが必要となります。バクテリアのエサは有害物質のアンモニア、つまりはメダカの食べ残しやフンなどです。だからといってメダカを増やしすぎるとろ過が追い付かず、有害物質がたまってしまうため注意が必要なのだとか。


 次に必要となるのは、水草です。水草は水中の余計な栄養を吸収して水を浄化する働きがあり、またバクテリアが作った硝酸塩を養分として吸収してくれるそうです。そのうえ、バクテリアとメダカに必要な酸素も供給してくれるのだとか。


 そう、実はビオトープというものは「自然の世界を小さく再現したもの」です。自然の中で雨や風、植物や生き物がお互いの能力を利用してバランスの取れた世界を保っているように、バランスを保つことができれば水換え不要のビオトープが完成します。


 投稿主さんによると、そんなビオトープのバランスを一気に崩してしまう行為があるとのこと。その行為とは「水槽の大きさに対して生体の数が多すぎること」と「エサをあげすぎること」の2つなのだとか。


 せっかくビオトープを立ち上げるのなら、メダカをたくさん飼育してたっぷりとエサをあげたくなるもの。しかし、水換えや掃除不要な自然任せのビオトープのバランスを崩さないためには、メダカの数もエサやりも控えめにした方がよさそうです。


 最後に、ビオトープにとって超重要なものは「太陽」なのだと語る投稿主さん。屋外でメダカを飼育すると太陽の偉大さを感じるようになるそうですが……信じるか信じないかは、あなた次第だそうですよ。


 この動画のコメント欄には「わかりやすいです」「全くその通り」「最近の暖かさでメダカたちも動き始めましたね」といった声が寄せられています。


 投稿主さんは、YouTubeチャンネル「ビオトープちゃんねる」とInstagramでビオトープの情報を発信中です。


動画提供:YouTubeチャンネル「ビオトープちゃんねる」



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