東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは4月28日、2035年までの長期経営戦略を発表しました。資料には東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのエリア刷新の構想イメージが含まれており、熱心にパークに通うファンからはさまざまな反響や考察が寄せられています。
●日本独自の開発を進めると示唆
オリエンタルランドは今後のテーマパーク開発方針について「東京ディズニーリゾートならではの開発による、世界中のどこにもない感動と驚きの提供」と掲げ、エリア刷新などの大規模開発を視野に入れたダイナミックな再編をすると発表。
アトラクションやエンターテインメントは「リニューアルや期間限定のスペシャルバージョンなどに加え、これまでに使用していない知的財産や新しい技術の活用などにより、魅力を恒常的に高めていく」と説明しました。また、今後も新しい体験につながる施設やサービスを積極的に生み出していくとのことです。
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X(旧Twitter)では「トロンのアトラクションを日本にお願いします」「シーにギャラクシーズエッジをお願いします」「スターウォーズエリアの増築をご検討ください!」と、海外のディズニーランドで人気のコンテンツを日本へ取り入れてほしいという声も上がっていますが、今回のプレスリリースでは日本独自の開発を進めると示唆した形です。
●東京ディズニーランドの開発イメージに「これどこ?」と困惑
東京ディズニーランドのエリア刷新の構想イメージに描かれているのは、「ウエスタンリバー鉄道」や「ジャングルクルーズ」など1983年のパーク開園時から親しまれているアトラクションが複数ある「アドベンチャーランド」周辺と見られます。あまりの変わりように、熱心なファンでも初見ではアドベンチャーランドと気付かず「これはどこ?」「Dオタ総出でもどこだかはっきり特定できない異常事態」と困惑する声が上がりました。
特に多かったのは、アドベンチャーランドを周回する蒸気機関車「ウエスタンリバー鉄道」についての投稿です。「ウエスタンリバー鉄道が確認できなくて非常に心穏やかじゃない」「ウエスタンリバー鉄道が無くなるならディズニーも終わりだな。ウォルトが悲しむ」「夢とロマンが詰まった乗り物なんだよ」と、構想イメージに描かれていないことを嘆いたり、心配したりする声が多数寄せられていました。
また、イメージ図内の見慣れない施設について「奥の滝はカールじいさんのパラダイスの滝っぽいよね」「ミラベル、モアナ、インクレディブル、ティアナ、カールじいさんとか…??」と考察する声も上がっています。
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●東京ディズニーシーは「アクアトピア」がトレンド入り
東京ディズニーシーのエリア刷新の構想イメージには、“時空を超えた未来のマリーナ”「ポートディスカバリー」が描かれていました。こちらも現在の様子とは大きく様変わりしています。
特にファンが驚いたのが、東京ディズニーシーの開園と同時にオープンしたアトラクション「アクアトピア」の姿が構想イメージになかった点です。Xでは「アクアトピア」が一時トレンド1位になるなど大きな反響が集まりました。
ポートディスカバリーは、2016年に「ストームライダー」がクローズし「ニモ&フレンズ・シーライダー」にリニューアルした際にも大きな反発の声が上がったエリアです。今回の発表を受けて、「ストームライダー戻ってこないなら、アクアトピアだけでも…」「ストームライダー無くなってまだ引きずってるのに、アクアトピアまで…」と嘆く投稿が多数見られました。
●「話半分くらいでいい」という意見も
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大きな衝撃を与えた2枚の構想イメージ。しかし「まだ計画、構想アートの段階だからまだわかんないよ!確定リリースを待とう」「2014年に発表されたニューファンタジーランド予想図の中で2020年に実際に開業したものは美女と野獣と新シアターくらいでスモワの移転もアリスエリアも実現しなかったから再開発は常に話半分くらいでいい」といった声も上がっています。
かつてウォルト・ディズニーは「ディズニーランドは永遠に完成しない。この世界に想像力が残っている限り、成長し続ける」と語りました。2035年に東京ディズニーリゾートがどのように“成長”しているのか、少しの不安と大きな期待に胸が膨らみますね。
※当記事では、X社が定める「ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾」に基づいてポストを利用しています。
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