限定公開( 1 )
世界チャンピオンになった経験を持つトップバリスタが、無印良品のコーヒー豆4種類を飲み比べてレビューする動画がYouTubeに投稿されました。視聴者から「プロのコメントが参考になります」「試さねば!」などの声が上がり、記事執筆時点で20万再生を突破する反響を呼んでいます。
投稿したのは、粕谷哲さん。コーヒー抽出の世界大会「World Brewers Cup 2016」でアジア人として初めて優勝したバリスタで、現在はコーヒーカンパニー「PHILOCOFFEA(フィロコフィア)」の経営や、企業の商品開発、トップバリスタの育成など幅広く活動しています。
粕谷さんは、無印良品のコーヒー豆が自身の周りでも評判がいいことから、少し疑う気持ちもありながら購入して試してみることに。動画では、オリジナルブレンドコーヒー「ライトテイスト」「ミディアムテイスト」「ダークテイスト」と、オーガニックコーヒー「カフェインレス」の4種類を飲み比べ。なお、撮影時の価格は各750円(200グラム)で、その安さに驚いています(※)。
※4月20日現在は、「オリジナルブレンド コーヒー(200グラム)」の3種類が各850円、「オーガニックコーヒー カフェインレス(200グラム)」が890円と値上げしています
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最初にパッケージを確認すると、ライトテイストはブラジルとグアテマラのブレンド。ミディアムテイストはブラジル、エチオピア、グアテマラ。ダークテイストはブラジルとインドネシア。カフェインレスはカフェインを97%カットしたホンジュラスの有機認証豆となっていて、原材料名に書かれた生豆生産国名を見ても“その他”といった文字がなく、しっかりパッケージ通りなことがわかります。それぞれの豆のチョイス・組み合わせも含めて、納得感のある内容に早くも期待が高まります。
今回は豆15グラムを中挽きくらいの挽き目で統一。ドリップ方法は粕谷さんが動画でも紹介している淹れ方“4:6メソッド”で淹れています。
試飲はライトテイストから。チョコレートやナッツ、いちじくのような印象の香りで、ひと口飲んだ粕谷さんは一瞬顔がほころんでから「ありだなー。これ750円なの……?」と困惑。続けて「1000円て言われても買う」と価格以上だと評価。この価格帯特有の粉っぽい感じや、少しの引っ掛かりはあるものの、ちゃんと良さが出ているとしています。
次は、香った段階で「絶対うまい」と話していたミディアムテイストです。飲んで味わった直後に「これは脅威だね。これは脅威ですよ!」なんて言葉が出てくるほどで、その後も粕谷さんは「冷めてきてもうまい」「衝撃的にうまい」と絶賛します。プロにここまで言わせるクオリティーだと……!?
同価格帯の他のコーヒ豆と比べて「ちょっと抜けてる」と話し、香りにフルーツ感もちゃんと出ているとしています。飲むうちに、ついには「値上げしてくれ(笑)」なんて言葉も飛び出しました。試飲の後に、粕谷さんが思わず言葉を失ってしまうほどの衝撃です。
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ちなみに後日、値上げされて200グラム/850円になりましたが、それでも粕谷さんのこの反応を見ると、まだリーズナブルな価格といえそうです。
残りの2つ、ダークテイストとカフェインレスも高評価で、上記に続いて普通においしく飲めてしまう事実に「ありだわー。もうやだー」「どうなってんだよこれ」と言いながら笑ってしまっています。もちろん、粕谷さんが扱うようなスペシャリティグレードのコーヒーと比べると、ダークテイストは舌ざわりや後味のエグみなど気になる部分はあるとしつつ、「悪いところを必死に探さないと言えないくらいクオリティーは高い」として、一般の方なら気にならないと思うとしています。
またカフェインレスは、手軽に安くカフェインレスを楽しみたい人におすすめできるレベルで、ちゃんと「ブラックでも飲めちゃう」と粕谷さん。また全体的に予想を超えてきた内容に、スペシャリティコーヒーを扱っている立場として「引き締めないといけない」と話しています。ここまで言われたら試してみたくなる……!
コメント欄では「粕谷さんがここまで絶賛されるミディアムテイストは試さねば!」「ミディアムの衝撃を味わってみようと思っちゃった」「自分も全部試してミディアムが一番しっくりきて毎日飲んでるので 粕谷さんも美味しいと仰ってて嬉しくなりました!」などの声が上がり、粕谷さんの正直なレビューに「営業ではなく、率直な意見を述べておられるところ(そう思ってる)が、職人らしくて素敵です」なんて声も寄せられています。
粕谷さんのYouTubeチャンネル「TETSU KASUYA World Brewers Cup Champion」では、コーヒーをよりおいしく淹れるやり方や、缶コーヒーの飲み比べ企画などを公開中。情報はInstagram(@tetsukasuya)/X(@tetsu_kasuya)でも発信しています。こだわりのコーヒー豆はPHILOCOFFEAの公式サイトで販売中です。
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動画提供:YouTubeチャンネル「TETSU KASUYA World Brewers Cup Champion」さん
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