とある農地で目撃された、「田んぼを動き回る黒い何か」がX(Twitter)で注目を集めています。ロボット掃除機をも想起させるこいつの正体は……?
話題のきっかけは、Xユーザー・優里さんが投稿した1枚の写真。黒くて四角い物体が、田んぼの水面をはうように動いています。
なんともシュールな光景への反応は、見る人によってさまざま。リプライ欄などでは「あぁーはぐれプリンターやなぁ」「野生のルンバ」など、その正体を想像するさまざまな反応が寄せられていました。
●その正体は雑草の繁殖を抑える「アイガモロボ」
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もちろんそんなコミカルな事実はなく、物体の正体は井関農機の自動“抑草”ロボット「アイガモロボ」。米作りの工程で負担の大きい、雑草対策を強力にサポートしてくれるものなのだそうです。
アイガモロボは、泥を巻き上げながら走行し、水面を濁らせるのがその仕事。太陽光が底まで届かないようにして、雑草の生育を妨げるわけです。
ちなみに動力源は天面のソーラーパネル。水田の形状を学習して自動で航行します。操作や管理も専用アプリ経由と、“ロボット掃除機”的な印象は実際の機能を見てもあながち間違いではなかったようです。
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