米Googleは4月29日(現地時間)、AI採用のドキュメント分析・活用ツール「NotebookLM」の「Audio Overviews」(日本では「音声概要」)が日本語を含む50以上の言語に対応したと発表した。また、出力言語をデフォルト以外に指定できる機能も追加した。
NotebookLMは、PDFやコピーしたテキスト、URLなどの「ソース」をアップロードするとそれらのソースの内容を把握し、それに対する質問に応じてブレーンストーミングのサポートをしてくれるサービス。
昨年9月にNotebookLMに追加された音声概要は、“2人のAIホスト”がソースに基づくディスカッションを展開することで、概要を聴いて理解できるようにする機能。日本でも利用できていたが、これまでは英語でのみ利用可能だった。
実際にこの発表について音声概要を生成したところ、男女が5分30秒にわたってこの新機能について日本語で会話しつつ紹介するコンテンツが数分で完成した。イントネーションや表現が、日本語としてかなり自然な印象だ。
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言語設定は、画面右上の[設定]で変更できる。
これまではサービスを使っているGoogleアカウントの設定言語でのみ出力されていたが、ここで使用言語を変更すると、インプットする情報が英語であれ日本語であれ、例えばポーランド語に設定しておくと、ポーランド語で回答が表示され、音声概要もポーランド語になる。
言語設定が可能になったことで、例えば日本語以外の言語を話す生徒がいる教室で、その生徒のための説明を表示することなどができそうだ。
Googleは、「この機能により、言語の壁がなくなり、誰もが情報をより容易に利用できるようになる」としている。
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