ジョージ・クルーニー夫人アマル弁護士　トランプ政権から制裁措置？　イスラエル首相逮捕状請求めぐり

米俳優ジョージ・クルーニー（63）の妻で人権派弁護士のアマル・クルーニーさん（47）が、イスラエルのネタニヤフ首相の逮捕状請求を巡って、トランプ米大統領から制裁措置を発表される可能性があると警告されたと、米ピープル誌が報じた。

アマルさんは、国際刑事裁判所（ICC）によるネタニヤフ首相の逮捕状請求に協力したことへの報復として、他の英国のトップ弁護士数名とともに制裁対象となり、米国への入国が制限される可能性があるという。

ICCは昨年、パレスチナ自治区ガザで戦争犯罪と人権侵害があったとしてネタニヤフ首相とヨアヴ・ガラント国防相、イスラム組織ハマスの指導者3人に対して逮捕状を請求。アマルさんは法的アドバイザーとして、この件に協力していた。

トランプ大統領は2月、ICC職員らに制裁を科す大統領令に署名し、その付属文書でカリム・カーン主任検察官の名前も明記。カーン氏は、この件で制裁を受けた初の弁護士となった。

2014年に結婚したクルーニー夫妻は、イタリアのコモ湖で7歳の双子の子どもたちと暮らしている一方、米国内にも不動産を所有している。（ロサンゼルス＝千歳香奈子）