
髪を整えるだけでなく、リラックスや気分転換を求めて訪れる美容室。そこで、暴言を吐かれたり身の危険にさらされたりした体験談が寄せられた。50代女性は、近所に何軒かあった美容室チェーンのうちの一つに通っていたが、担当になった美容師から
「子育てを理由にしてオンナ捨てるなんてバカ。トリートメントできない訳ないでしょ。子どもが溺れる?ちょっとくらい大丈夫」
と説教めいた暴言を吐かれ、衝撃を受けた。当時、保育園児を育てていた女性は、その店に行かなくなったという所までは、前編で紹介したとおりだ。しかし後日、同じチェーン店の別店舗で、またしても驚くような目に遭ってしまう。(文:湊真智人)
ヤンキー臭満載の車が「ぶつかるかもしれない距離感で詰め寄られて」
それは、保育園に子どもを迎えに行った帰りのこと。美容室チェーンの別店舗があることを思い出し、自転車で美容室の駐輪スペースに入ろうとした時だ。
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「いきなり後ろからヤンキー臭満載の車に煽られて、自転車のすぐ後ろまでギリギリ接近。 しかも、私の自転車の後ろには保育園児の子どもが乗っていたんです。ちょっとハンドルミスしたら、ぶつかるかもしれない距離感で詰め寄られて、心臓が止まりそうになりました」
自身はおろか子どもにまで危害が及び、気が動転した女性は、運転手から「ここに勝手に停めるな!」と怒鳴られたが、何を言われたのかすぐに理解できなかったという。
「駐輪スペースは十分空いていたし、誰の邪魔もしていないのに」
理不尽極まりないその人物の正体は、程なく判明した。
「で、その男、まさかの店長。子どもを乗せてるからまさかお客だとは思わなかったらしいけど、それにしたって、あんな威圧的な態度は……恐怖しかなかったです」
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客かどうか分からずとも、車で詰め寄るのは危険極まりない。こうして理不尽にも最悪な目に遭った女性はそのまま帰宅。後日「匿名で本社にクレームの手紙」を出した。
その後の顛末を、現在の心境も交えてこう語っている。
「それが理由ってわけじゃないけど、結果的にその店舗も、最初に通ってた店舗も閉店。あれだけ勢いのあったチェーンだったのに、今ではだいぶ縮小してるみたい。 なんというか、『傲れる者久しからず』ってこういうことなんだなぁとしみじみ思いました」
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