声優高野麻里佳「極めて悪質な脅迫メール」でイベント延期・中止　事務所発表

「ウマ娘　プリティーダービー」のサイレンススズカ役などで知られ、俳優としても活動する声優の高野麻里佳（31）が、悪質な脅迫メールを受けたことで、出演イベントを延期、辞退することが決まった。所属する「青二プロダクション」が30日、公式X（旧ツイッター）で伝えた。

同プロダクションは、Xに文書をアップ。「2025年4月2日、弊社に対し、高野麻里佳の生命・身体に危害を加えるという極めて悪質な脅迫メールが送付される事案が発生いたしました」。弊社はこの事態を深刻に受け止め、速やかに所轄警察署に被害届を出すとともに、脅迫メールのログデータを提出し、捜査を依頼しました」と報告した。

そして「現在、高野は幸いにも皆様のご支援もあり、通常業務を継続できておりますが、多くの方々がご来場されるイベントにおきましては、本人のみならず、ファンの皆様や共演者の方々、関係スタッフの安全面にも重大なリスクが及ぶ可能性があると判断いたしました」と続け、イベント出演などにも言及。

「このため、下記のイベントにつきましては、主催者様との協議の結果、【延期】または【出演辞退】とさせていただくこととしました」とした。

5月開催予定の「Voice Actor Card Collection VOL.15高野麻里佳『まりんか日和2』発売記念イベント」は延期し、「音泉祭り2025×マチ★アソビ　ステージイベント」の出演は辞退すると発表した。

さらに、高野本人の思いにも触れ「高野自身も、ファンの皆様と直接お会いできることを心から楽しみにしておりました。そのため、出演・開催について関係各所と慎重に協議を重ねてまいりましたが、警察からの指導も踏まえ、何よりも安全を最優先に考えた結果、出演を断念せざるを得ないとの判断に至りました」。

結果として「高野の出演を楽しみにお待ちいただいていたファンの皆様に対し、このようなご報告となりましたこと、また多大なご心配をおかけしますことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、今案件について「今回のような暴力・脅迫行為は断じて容認できるものではなく、弊社としましては、所轄警察署および顧問弁護士と連携の上、法的措置を含む断固たる対応を進めてまいります」との姿勢も示した。

高野は、18年「ウマ娘　プリティーダービー」のサイレンススズカ役など、声優として活躍。吉岡里帆（29）主演の映画「ハケンアニメ！」に出演するなど、俳優としても活動している。