天皇賞(春)2025に出走予定のジャスティンパレス(今年4月撮影、ユーザー提供:Daigoさん) 鮫島克駿騎手が天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)のジャスティンパレス(牡6、栗東・杉山晴紀厩舎)でGI初制覇を狙う。
鮫島騎手は96年生まれの28歳。15年に栗東・浅見秀一厩舎からデビュー。現役の同期には加藤祥太騎手と野中悠太郎騎手がいる。JRA通算は7218戦556勝。1年目からコンスタントに39勝をマークすると、22年以降は全国リーディング10位以内をキープ。昨年は自己ベストの99勝を挙げて、全国リーディング7位に躍進している。しかし、JRAのGIは44戦して21年フェブラリーSのエアスピネル、23年の桜花賞のコナコーストの2着が最高。あと一歩で戴冠を逃している。
天皇賞(春)のパートナーはジャスティンパレスだ。22年の神戸新聞杯で初めてコンビを組んで重賞初制覇に導くと、続く菊花賞でも0秒1差の3着に健闘した。その後は他の騎手に手綱を譲ったが、23年の宝塚記念で再びタッグを組んでイクイノックスの3着。前走の大阪杯では1年10カ月ぶりに騎乗し、0秒4差の6着となっている。ここまで4戦で【1-0-2-1】だから相性は上々といえるだろう。
鮫島克駿騎手にとっては45回目のGIチャレンジ、そして3回目の春の盾となる。2年前の天皇賞(春)を制して以来、悔しいレースが続いているジャスティンパレスを勝利に導き、GIジョッキーの仲間入りを果たしてほしい。