中国(左)と米国の国旗(AFP時事) 【北京時事】中国政府は30日までに、米国製の一部医薬品を報復関税の適用対象から除外したもようだ。ロイター通信によると、航空エンジンや一部半導体への適用も停止された。いずれも米国への輸入依存度が高い品目で、輸入コスト上昇に伴う国内経済への打撃を抑える狙いがありそうだ。
中国はトランプ米政権の対中関税引き上げへの対抗策として、12日付で米国からの全輸入品に対する関税率を125%に上げた。
ただ、中国に拠点を置く米企業の団体「中国米国商会」によると、一部の医薬品については追加関税を支払わずに中国へ輸入できているという。