きょうだいから解く天皇賞(春) 良血が光る注目馬3頭を紹介

1

2025年04月30日 19:30  netkeiba

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

天皇賞(春)2025に出走予定のジャスティンパレス(今年4月撮影、ユーザー提供:Daigoさん)
 今年の天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)は良血馬が数多く参戦する。今回はその中でも超良血の3頭を紹介したい。

 まずはきょうだいにGI馬がいる2頭だ。ジャスティンパレス(牡6、栗東・杉山晴紀厩舎)は父ディープインパクト、母パレスルーマー、母の父Royal Anthemという血統。半兄パレスマリスは13年の米G1・ベルモントS、14年の米G1・メトロポリタンHの勝ち馬。昨年から日本のダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスで繋養されており、既に持込馬のジャンタルマンタルが23年朝日杯FS、24年NHKマイルCを制するなど、産駒が大活躍している。また、同じくアイアンバローズは23年のステイヤーズの覇者だ。今回は2年前の覇者として臨む一戦。復活のGI・2勝目といきたい。

 もう1頭はマイネルエンペラー(牡5、栗東・清水久詞厩舎)だ。父ゴールドシップ、母マイネテレジア、母の父ロージズインメイという血統。ビッグレッドファームの名牝系出身で、全姉のユーバーレーベンは21年のオークス、半兄のマイネルファンロンは21年の新潟記念を制している。昨秋から本格化し、前走の日経賞で重賞初制覇を果たした。時計がかかる馬場になれば、特にチャンスがあるだろう。

 最後にサンライズアース(牡4、栗東・石坂公一厩舎)にも触れておきたい。父レイデオロ、母シャンドランジュ、母の父マンハッタンカフェという血統。母は未勝利だが、半兄のセラフィックコールは23年のみやこS、24年と25年のダイオライト記念の覇者。半妹のテリオスララは24年の萩Sを制し、阪神JFで3着だった。遡ると祖母は名繁殖牝馬のハルーワソングで、ヴィルシーナ&シュヴァルグラン&ヴィブロスはいとこにあたる。とにかくスタミナが豊富で、前走の阪神大賞典で重賞初制覇。それも6馬身差の大楽勝だったので、GIでも勝ち負け有望だ。

 血統ピカイチの3頭が挑む天皇賞(春)。ジャスティンパレスは2つ目のタイトル奪取、マイネルエンペラーとサンライズアースはGI初制覇となることを期待したい。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定