バルセロナ戦への意気込みを語ったラウタロ [写真]=Getty Images インテルに所属するアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが、チャンピンズリーグ(CL)準決勝に向けた意気込みを語った。29日、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
欧州最強クラブを決めるCLもいよいよ準決勝に突入。現地時間29日に行われた一戦では、パリ・サンジェルマン(PSG)が敵地でアーセナルを1−0で下し、5シーズンぶりの決勝進出へ一歩前進した。そして、30日にはともに今大会安定した戦いを披露しているインテルとバルセロナが『エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス』でのファーストレグに臨む。
リーグフェーズでの順位はバルセロナが2位で、インテルは4位。その後、バルセロナはベンフィカとドルトムント、インテルはフェイエノールトとバイエルンを下してベスト4へ駒を進めている。バルセロナがここまでの12試合で合計37得点を挙げているのに対し、インテルが12試合で喫した失点はわずかに5。圧倒的攻撃力と堅守という異なる強みを武器にここまで並み居る強豪を撃破してきた。
大会屈指の“矛盾対決”を控えるインテルだが、チーム状態は芳しくない。セリエA第33節でボローニャに敗れると、コッパ・イタリア準決勝セカンドレグでは“宿敵”ミランに0−3と完敗。直近のセリエA第34節でもローマに敗れ、2017年以来となる公式戦3連敗を喫した。
コッパ・イタリア敗退とセリエA首位陥落により、無冠の可能性すら浮上している現状について主将のラウタロは「こういったことは起こり得る。先週を除けば僕たちは非常に前向きな仕事をしてきた。3連敗してしまったが、長い間経験していないことだった」と言及しつつ、「辛い状況だが、チームは元気だし強く団結している。それが鍵になるだろう」と強調。その上で、バルセロナ戦への意気込みを次のように示した。
「僕たちは大きな熱意を持っている。この3年間で2度も準決勝に進んでいるが、これはインテルにとって何年もなかったことだ。CLでは素晴らしい仕事をしているし、ファンの夢を叶えようと努力している。再び決勝に進出できることを願っているよ」
注目の一戦は日本時間5月1日の午前4時にキックオフされる。