インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督 [写真]=Getty Images インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督が、現地時間30日に控えたチャンピオンズリーグ(CL)・準決勝ファーストレグのバルセロナに向けた前日会見に出席した。『UEFA.com』が会見の様子を伝えている。
現在、インテルは公式戦3連敗中。23日にはコッパ・イタリア準決勝セカンドレグでミランに0−3と敗れ、2戦合計1−4となってタイトルを逃しただけでなく、27日にはセリエA第34節でローマに0−1で屈し、首位の座をナポリに明け渡した。
このようなチーム状態のなかで、3冠を目指すバルセロナとの第1戦に臨むこととなるが、インザーギ監督は「我々はCL準決勝にいるのだから、今が難しい瞬間とは言えない」と発言。「我々は非常にポジティブで、ワクワクしている。次は世界最高のチームのひとつであり、最も攻撃的なチームのひとつに挑戦するのだからね」と対戦相手を称えると、「時には苦しまなければならないだろう。我々は、技術面で完璧でなければならない」と警戒し、ハンジ・フリック監督が率いるバルセロナを次のように語った。
「バルセロナは、長い時間をかけて非常によく作り上げられたチームだ。彼らは素晴らしい試合をするために必要なものをすべて持っている。ハンジ・フリックは、バイエルンやドイツ代表でそうであったように、素晴らしい組織力を発揮していると思う」
また、バルセロナ所属のスペイン代表FWラミン・ヤマルがこの試合に出場すれば、17歳にしてトップチームでの公式戦通算100試合出場を記録することとなる。「彼らのユース部門に対する働きも称賛しなければならない。素晴らしい才能が育っている」と言及したインザーギ監督は、「ラミン・ヤマルは世界でも類を見ない才能の持ち主で、個人としてのプレーも素晴らしいが、チームにとっても非常に有効な存在だ」と称えた。
バルセロナがインテルをホームに迎えるCL・準決勝ファーストレグは、日本時間で30日の28:00(5月1日の4:00)にキックオフを迎える。