
親しい人の結婚は心から祝福したいものだ。だが、ご祝儀の相場とされる「3万円」が、若い世代にとって大きな負担となっている現実がある。
千葉県に住む20代女性は、これまでに高校の友人と同僚の結婚式に出席した経験があると投稿を寄せた。高校の友人は、東京ディズニーシー内にあるホテルミラコスタで式を挙げたという。
「すごく楽しかった思い出しかないが、純粋にご祝儀が最低3万なのが、生活をものすごく圧迫してくる」
自身の年収は350万円だから、月々の手取りは20数万円だろう。しかも投稿者は一人暮らししている。物価高騰が続く中、祝福の気持ちとは裏腹に、「ご祝儀3万円」という負担が重くのしかかっていることは想像に難くない。(文:天音琴葉)
ドレス代に1万円…「カツカツな生活をしているので、尚更キツイ」
|
|
晩婚化しているとは言え、初婚では20代後半で結婚するカップルが最も多いというデータもある。結婚ラッシュに悲鳴を上げている20代は少なくないだろう。
特に、女性の場合は準備にもお金がかかるものだ。
「女なので準備にもそれなりにお金がかかるし、安く済ませようとしてもドレスなどの初期費用で1万を超えた」
美容院代や小物なども含めると、出費はさらにかさむだろう。
「IT職で給料は上がりやすい職場に在籍してはいるが、現時点では一人暮らしでカツカツな生活をしているので、尚更キツイ」
|
|
ご祝儀と準備費用を捻出するのは容易ではなく、悩んだ末、ご祝儀を2万円にした。その一方で、一般的な相場から外れることへの不安も拭えない。
「2人ともご祝儀を当てにした性格ではないと思っているので……(中略)相手の見え方が変わってしまう可能性があるので、正直これでよかったのかは迷うところ」
心からの祝福と、現実的な経済状況との間で揺れる気持ち……投稿者の葛藤は、多くの人が共感するところかもしれない。
※キャリコネニュースでは「ご祝儀3万円について思うこと、エピソード」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/DRBDA5QT
|
|