「LAのドジャース番記者たちは、球団関係者から内々に“4月下旬に生まれる予定”だと聞いていたそうです。ところが、19日(日本時間、以下同)の会見でロバーツ監督が突然、大谷選手の『父親リスト』入り(産休)を発表したので驚いたとか。その翌日、真美子夫人の出産を公表しましたから、早産だったのでしょう」(在米ジャーナリスト)
4月20日、ドジャース・大谷翔平選手(30)が自らのインスタグラムで、赤ちゃんの両足に大谷と妻・真美子さん(28)が手を添える写真を投稿した。あわせて《大谷ファミリーへようこそ! 健康で美しい娘を生んでくれた妻に本当に感謝しています》とメッセージをつづり、第1子となる長女誕生を報告したのだ。スポーツ紙記者は言う。
「出産発表当日の夜、大谷選手はLAからテキサスに移動してチームに合流しました。本来なら最長3日間取得できるのですが、彼が利用したのは2日間でした。“できるだけチームに貢献したい”と早期復帰を果たしたものの、一時離脱後の4試合は16打数2安打と不振が続きました。ロバーツ監督は彼を気遣いながら『翔平は頑張りすぎている。四球を選ぶ代わりに自らアウトになってしまっているところがある』と分析するほどでした」
『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2025』の著者でスポーツライターの友成那智さんは言う。
「メジャーリーグには、スポーツ界では今も珍しい『父親の産休』が制度として’11年に導入されました。アメリカの出産では基本、家族が立ち会います。日本では自然分娩が多いですが、アメリカでは陣痛促進剤と麻酔を使用して、希望したときに出産するのが主流です。その際は夫が妻の足を持つといいます。出産の“共同作業”の一環のようですね」
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友成さんも、復帰後の大谷のある“異変”を指摘する。
「最初の復帰試合で第2打席のときにエルボーガード(肘あて)を外して打席に立っていたのです。ケガ防止に必ず装着してきただけに、非常に珍しいと感じました。結果は三振。顔色もすぐれなかったですし、疲れがたまっていたのでしょうか」
■安産祈願のお守りを携えて実母はLAへ
真美子さんの出産サポートのため、さすがの大谷も心身のコンディションを乱していたのかもしれない。
「2児の父であるベッツ選手も第1子が誕生した大谷選手に、こんなアドバイスを送っていました。『まずは今後10年間“睡眠が取れない”ことを受け入れるべき。どんな時間でも。ショウなら大丈夫。とにかく静かにして、赤ちゃんを寝かせておくために何でもやればいい』と地元メディアで話していましたね」(前出・友成さん)
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また、真美子さんには大谷に加えて、頼れる味方が身近にいたようだ。前出の在米ジャーナリストは続ける。
「先日、球団関係者に聞いたところ“真美子夫人の身内の人が来て献身的に彼女のお世話をしてくれているから、球団はフォローに努めている”と話していました。真美子さんのお母さんに間違いないと思います」
真美子さんの知人もこう語る。
「今年2月、お母さんは都内在住のラガーマンの息子・田中真一さんに初孫となる第1子が誕生して喜んでいました。
そして今回は愛娘の真美子さんが海外で初産ということで、安産祈願のお守りを携えてLAに渡ったそうです。出産時は翔平さんとともにずっと立ち会っていたようですよ。
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出産後、一家のLINEグループは、“おめでとう!”“お疲れ様”といったいたわりの言葉であふれ、“脚が長いね”“どんな子になるかなぁ”などとみんな翔平ベビーにもうメロメロだといいます」
今回、大谷は愛娘の名前をまだ公表していない。ファンの間ではさまざまな予想が上がっているが……。前出の知人は言う。
「もともと真美子さんはわが子が女の子だった場合、“やまとなでしこ感”と“季節感”のある名前を大事にしたいという希望があったと聞いています」
子供の命名には両親の強い思い入れが反映される。大谷自身については、父・徹さんがかつてインタビューで、生誕の地が岩手県の奥州平泉で源義経ゆかりの地だったため「義経」と命名される可能性もあったと語っていた。
《最初は義経でもいいかなと思ったんですけど、大谷義経では、いくらなんでもだいそれてるかなと(笑い)。もともと翔という字が気に入っていて、はばたくというイメージがある。(略)大谷翔でもよかったんですけど、僕が徹でひと文字。これは僕自身が嫌で、上の子2人も、ふた文字にしたんです。ふた文字にすると、翔平とか翔太かなと。お兄ちゃんとお姉ちゃんは横浜で生まれたけど、あいつだけ岩手で生まれた。平泉も近い。なので平の字をもらって翔平と名付けたのです》(「日刊ゲンダイDIGITAL」’15年3月31日配信)
■「娘と“夢の国”へ」真美子さんの熱望
前出の知人は続ける。
「もちろん娘さんの命名については翔平さんの意向もあるとは思います。花巻東高校時代に書き留め、《メジャー昇格》や《ワールドシリーズ制覇》《結婚》など次々と達成したことで有名な人生設計シートには《31歳で女の子誕生》とも記していました。それだけ用意周到な彼ですから女児が誕生した場合に備えて、胸に秘めていた名前があったことでしょう。
ただ、真美子さんは以前、仲のよい友人が妊娠した際に、“ひらがな2文字の名前ってかわいいよね”と話していたそうです。彼女としては、その点は最後まで拘っていたのではないでしょうか」
子供に独特な命名をした日本人メジャーリーガーもいる。
「日本人メジャーリーガーで最初に『父親リスト』の制度を使ったのは’13年6月、当時ブルワーズに所属していた青木宣親選手でした。第1子は女児で、第2子は男児でしたが、ともに名前は公表していません。ですが、青木選手の奥さんはスポーツ実況で有名な地元の男性アナウンサーに“名付け親”をお願いして、姓と名前の間にミドルネームをつけたそうです。メジャーリーグでは“名付けの父親”をゴッドファーザーといい、非常に尊敬している選手や球界関係者に頼むケースが多いようです」(前出・友成さん)
実母が帰国したら、大谷の遠征時は、自宅で“ワンオペ”状態となってしまう真美子さん。とはいえ前出の知人によれば、できる限り育児を前向きに考えるためにも、“新たな目標”を立てて育児にのぞむだろうという。
「彼女は学生時代から『美女と野獣』のベルや、シンデレラが推しのディズニーファン。ディズニーアニメも大好きですよ。だから子供が生まれたら家族でディズニーランドに行きたいという夢があります。今年、LA近郊のアナハイムにある本場のディズニーランドは開園70周年のメモリアルイヤーを迎えます。来夏までアニバーサリー期間は続くので、それまでに一緒に行ければ……と考えていることでしょう」
世界中を驚かせた大谷の電撃結婚発表から1年2カ月、愛妻・真美子さんの“ママ生活”がいよいよ始まった――。
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