
こんなとき夫がいたら、グチのひとつでもこぼして「適当にもてなせばいいか!」で終わる気もします。ただ私一人だと自分の考えに自信がもてず、悶々と考えてしまうのです。こういうときは長女に電話して、話を聞いてもらうことにしています。すると長女は……。



次女は弱音を吐きませんが、苦労もあるでしょう。できるだけ次女を傷つけず、気持ちを伝えようと思いました。
「帰省の件だけど」
「うん! 子どもたちも楽しみにしているよ!」

「そもそもキクカワさんの実家には帰らないの?」
「離婚を機に疎遠になっているのよ。お義母さんが離婚には反対だったみたいで」
「そうなの……」


あっけらかんとしている次女に少し腹が立ち、「正直ね、キクカワさんも来ないのに、どう接していいかわからないのよ」と言いました。そして「私はサチを応援しているよ。でも他人の子どもを孫と思うのは、難しいのよ」「サチは家族として迎えられるけど、娘さんたちはあくまでもお客さまなの。だから帰省のときは、実家にお客さんを泊まらせるんだと思ってくれる?」と伝えました。


私はどう考えても、キクカワさんの娘さんたちを「孫」と思うのは難しいし、お客さんとしか思えません。娘さんたちだって、私を自分のおばあちゃんだとは思えないでしょう。
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私が何も言わずに受け入れてしまえば、これから先もずっと、モヤモヤを抱え続けることになる気がしました。
私は次女の幸せを願う一方で、傷つけてしまったかもしれないことに少し罪悪感が残ります。
【後編】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・林檎りん 編集・塚田萌
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