船井総研ホールディングスがアパレルウェブを完全子会社化　株式取得額は非公開

　船井総研ホールディングスが、アパレルウェブの全株式を取得し、4月30日付で完全子会社化したことを発表した。取得額は非公開としている。

　アパレルウェブは、2000年の創業以来アパレル業界に特化したサービスを提供。ウェブマーケティング領域においては豊富な知見と実績を有し、サイトやアプリの制作、データ分析、オウンドメディア、コンテンツ構築、SNS運用サポート、海外進出のサポートなど時代の変化に合わせたアプローチで、アパレル・ファッション業界全体の活性化を目指している。
　船井総研グループは、中期経営計画において「中堅・中小企業を中心としたデジタル×総合経営コンサルティング」をグループヴィジョンとし、その中でデジタルソリューションサービスの拡充を重要な戦略として掲げている。今回の買収により、両者の強みを融合させ、「デジタル×総合経営コンサルティング」を一層推進。船井総研グループが持つ幅広い業界のコンサルティングノウハウと、アパレルウェブが持つアパレル業界における深い専門性、EC・ウェブマーケティングのノウハウを統合することで、船井総研グループのウェブマーケティング領域の強化を図るという。
　また、アパレル業界にとどまらず多様な業界の企業に対し、経営戦略策定から実行支援、高度なデジタルマーケティングまでを一貫してサポートできる体制を構築することを目指す。
　なおアパレルウェブでは、経営の効率化およびさらなる成長を目指し新人事を発表。船井総研グループから代表取締役社長として小平勝也を迎えたほか、現代表取締役社長の千金楽健司は会長に、現取締役の杉本慎太郎は専務取締役にそれぞれ新たに就任する。