66歳・月の年金20万6400円「孫に会える。以前より楽しみが増えた」おひとりさま男性の老後生活

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2025年05月01日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、宮城県在住66歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、宮城県在住66歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:66歳男性
同居家族構成:本人のみ
居住地:宮城県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:600万円
現在の資産:預貯金1000万円、リスク資産450万円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金480カ月、個人年金保険240カ月

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万6700円
老齢厚生年金(厚生年金):10万9700円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険3万円

「突発的な支出があると年金だけでは厳しい」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「生活費を賄うには十分ですが、予期せぬ出費や趣味に使う余裕が少ないから。特に病院代や家の修理費など、突発的な支出があると厳しい状況になります」と語っています。

ひと月の支出は約「20万円」。年金だけでは「年に1〜2回足りない月がある」と回答されています。

「日々まとめ買いをして食費を節約」

年金で足りない支出については「現預金やリスク資産の一部を取り崩し」て賄っているという投稿者。

年金生活においては「食費を抑えるために自炊をしていて、特売日やセールで、まとめ買いして食費を節約しています」とのこと。

さらには「光熱費も節約するために、無駄に電気などを使わないようにしています」と日々の家計のやりくりを工夫している様子です。

「時間には余裕ができたので孫に会える」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「若い頃は将来のことをあまり考えずに買い物をして、貯金が十分にできませんでした。投資の知識が不足していたので、資産を増やす機会を逃しました。健康管理にももっと気を使い、定期的な運動をしておけばよかった」と悔やみます。

年金生活の不安については「病院代や突発的な出費への備えが十分でないことです。将来的に年金額が減少してしまうのではないかと心配しています」と吐露。

いっぽうで「時間に余裕ができたので、趣味の読書を楽しむことができるようになりました。旅行にも行けるようになって、孫たちともたまに会えますし、以前よりも楽しみは増えました」と老後の自由時間の過ごし方を教えてくれました。

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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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