運転手を救助、死亡確認=県道陥没事故―埼玉
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2025年05月02日 06:01 時事通信社

埼玉県八潮市の県道交差点で1月、道路が陥没しトラックが転落した事故で、県警や消防などは2日午前、安否不明となっていた運転手(74)とみられる男性を救助し、その場で死亡を確認した。
県警などは同日早朝、下水道管内で捜索活動を再開。現場では硫化水素の換気装置や下水道管内に下りるための足場が設けられ、作業員の安全に配慮しながら捜索が進められていた。
事故は1月28日に発生。交差点の中央部が陥没し、通行中のトラック1台が転落した。陥没は現場下を通る下水道管の破損が原因とみられ、運転手の捜索活動が行われたものの、軟弱な地盤や雨水が大量に流れ込んだことで陥没範囲が拡大し、中断されていた。
トラックの運転席部分は現場から約30メートル下流の下水道管内で発見され、今月1日に行われた立ち入り調査では、席の内部に人とみられる姿が確認されていた。
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