
豊かな自然環境や独特の文化、シーフードをはじめとしたグルメなどが楽しめる台湾南部の高雄市。日本からの直行便もあり、近年、観光地としての人気が高まっています。4月には高雄市政府観光局によるプロモーションイベントが、大阪で盛大に開かれました。
開会に先立ち、取材に応じた高閔琳・観光局長は「台湾にとって、日本は一番の旅行先。台湾も日本にとってのナンバーワンになりたい。どうしても台北に目が行きがちだが、高雄の魅力を知っていただき、旅行先として選んでもらえるよう存在感を高めたい」と話しました。
今回のプロモーションのため、観光局は観光事業者や農業局の代表者ら総勢60人にも及ぶ「高雄国際観光チーム」を結成して来日。会場となった大阪市内のホテルの宴会場に高雄の特産品や人気のB級グルメを紹介するブースを多数設け、参加した関西の観光やメディア関係者らにPRしました。
ステージでは龍虎塔や高雄港大港橋、世界で最も美しい地下鉄駅の第2位に選ばれた美麗島駅、六合夜市など高雄の代表的な観光スポットをまとめた動画を大画面で流したり、地元の飲食店やホテルなどのサービス、観光業に携わる人たちが入れ替わり立ち替わり登壇したり。台湾を案内する人気YouTuberや作家といったインフルエンサーたちも駆けつけ、会場終始お祭りのようににぎやかな雰囲気に包まれていました。
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プロモーションのコンセプトは「界隈」。共通の趣味・興味を持つ仲間という意味で、高雄の関係者らは「高雄は“台湾の大阪”となぞらえられることもある都市。大阪を中心に日本国内に高雄のファン、高雄の界隈を増やしていきたい」と意気込みを語りました。