法務省は2日、1994〜95年にフィリピン・マニラで男性2人が保険金目的で殺害された事件で、殺人などの罪で死刑が確定した松本和弘死刑囚(70)が1日夜に病死したと発表した。死因は老衰による低ナトリウム血症。名古屋拘置所に収容されていたが、肺炎などを患い、2024年11月から外部の病院に入院していた。松本死刑囚の死亡により、確定死刑囚は106人になった。
確定判決によると、松本死刑囚は94年12月、双子の兄の昭弘元死刑囚=16年1月に61歳で病死=らと共謀して宮崎市の元会社員の男性(当時43歳)を殺害。95年6月にも兄らとともに名古屋市の輸入仲介業の男性(当時47歳)を殺害した。場所はいずれもマニラ市内で保険金取得が目的だった。【三上健太郎】
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