JR3社、増収増益=訪日客需要が好調―25年3月期
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2025年05月02日 19:02 時事通信社

JR東日本、東海、西日本3社の2025年3月期連結決算が2日、出そろった。コロナ禍後の経済活動回復に加え、インバウンド(訪日客)による旅客需要が好調だったことから、3社とも増収増益となった。
売上高はJR東が前期比5.8%増、JR東海が7.1%増、JR西が4.5%増だった。運輸収入は、コロナ禍前の19年3月期をJR東海とJR西が上回り、JR東も約95%の水準まで回復した。
純利益はJR東海が19.3%増、JR西が15.4%増で、いずれも過去最高を更新した。
訪日客による新幹線などの利用増加は「当面続く」(JR東海の丹羽俊介社長)との見方から、各社とも引き続き受け入れ体制を整える方針。26年3月期の業績は、JR東とJR西が増収増益を見込む。JR東海は増収を見込むものの、人件費などのコスト増から減益を予想する。
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