柏崎刈羽、再稼働に賛否割れる=新潟県民にアンケート―エネ庁
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2025年05月02日 20:01 時事通信社

資源エネルギー庁が2日公表した新潟県民対象のアンケート結果で、東京電力ホールディングス柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働に対する地元の賛否が大きく割れていることが分かった。「容認する」と答えた割合が49.6%に上った一方、「容認しない」が30.9%、「分からない」が19.4%と、合わせて5割を超えた。
賛否の理由をそれぞれ複数回答で聞いたところ、容認派の5割超が「エネルギー自給率の向上や電力の安定供給につながる」と答えたほか、「電気料金の抑制につながる」との意見も多かった。反対派は「事故が起きた場合に避難が困難」が最多で、「事故が起きた場合の影響が大きい」などが続いた。
アンケートは、昨年11月から今年2月にかけて県内などでエネ庁が実施した広報活動の効果を調べる目的で行われた。3月にインターネットを通じて実施され、柏崎刈羽原発の立地自治体を含む県内在住者576人が回答した。
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