【バレー】大阪Mが初代王座へ王手 サーブで相手攻撃封じ「完成度高くできている」田中瑞稀主将

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2025年05月02日 22:29  日刊スポーツ

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SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル ゲーム1 大阪M対NEC川崎 大阪M田中瑞稀はサーブを打つ(撮影・山本朝陽)

<バレーボール大同生命SVリーグ女子:大阪M3−0NEC川崎>◇プレーオフ決勝◇第1戦◇2日◇有明アリーナ



レギュラーシーズン(RS)1位の大阪Mが、初代王座獲得へ王手を懸けた。勝負の鍵を握る第1戦で、同2位のNEC川崎にストレート勝ち。主将の田中瑞稀(29)が、強烈なサーブで流れを引き寄せた。決勝第2戦は、3日午後5時40分から行われる。


   ◇   ◇   ◇


キャプテンの田中が相好を崩した。昨年優勝を阻まれた難敵NEC川崎に、2戦先勝方式の決勝でストレートでの先勝。「今日だけではなくプレーオフに入ってから、完成度高くプレーできている」とうなずいた。


プレー時間わずか1時間13分のストレート勝ちは、田中のサーブが起点となった。「あまり考えずに、狙ったところにしっかりと打とうと。気持ちだけだった」。試合開始直後、自らのサーブで8連続得点につなげた。主将の攻める姿が勢いづけ、サーブへのチーム意識も徹底。チームサーブ効果率は相手を5%近く上回る15・1%を記録。守備を崩し、RSでは1位のアタック決定率を記録した強力攻撃陣を、同27・5%に封じ込んだ。


SVリーグ初代王者へあと1勝。今季11年目のベテランは「今日1試合取れたことは大きいが、気を緩めずしっかり勝ちきりたい」と引き締め直した。最後の1点まで攻め抜く決意だ。


○…2連覇王者のNEC川崎が、無念のストレート負けで初戦を落とした。大阪Mの鋭いサーブの前に防戦一方。金子監督は「ハイクオリティーなバレーをしたいと言ったが、今日はできなくて申し訳ないと思う」と肩を落とした。準決勝も2勝1敗で勝ち上がっており、ここからが本領。「しっかり修正して、オフェンスの打ち合いに持っていけるような準備をしたい」と気持ちを切り替えていた。

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