機体制御の部品破断=長崎・壱岐沖ヘリ事故―運輸安全委
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2025年05月03日 05:31 時事通信社

長崎県・壱岐市沖で4月、3人が死亡した患者搬送ヘリコプター事故で、運輸安全委員会は2日夜、事故機を調査した結果、機体を制御する重要な部品が破断していたと明らかにした。国土交通省は同日、事故機と同系列型の機体所有者に対し、この部品を点検するよう求めた。
運輸安全委によると、破断していたのは、ヘリのテールローター(後部回転翼)にあるコントロールロッドと呼ばれる部品。2007年12月に静岡市で同系列型のNHKの取材用ヘリが墜落し、機長が死亡した事故でも同じ部品が破断しており、その後材質がアルミ製からスチール製に変更されたという。
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