
陸上の世界トップ選手が集うダイヤモンドリーグ(DL)の第1戦が日本時間4月26日に中国の厦門(アモイ)で開幕し、第2戦が3日に中国の紹興市で行われる。日本からは4選手がエントリー、パリオリンピック™金メダリストの北口榛花(27、JAL)が今季初戦に挑む。
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北口は、昨シーズンもDL第2戦に出場し、6投目で62m97をマークして逆転優勝を果たした。その後はパリ五輪で金メダル、さらに2年連続でDLファイナルを制し、輝かしいシーズンを送った。
2日に行われた前日会見では、男子棒高跳・A.デュプランティス(25、スウェーデン)、女子走高跳のY.マフチク(23、ウクライナ)らトップ選手とともに北口も参加。
「明日は(今季)最初の試合なので、これまでトレーニングしてきた成果と、9月(の東京世界陸上)に向けてどのように修正していったらいいか分かれば」と意気込みを語った北口。さらに英語で「すばらしい選手たちが東京に戻ってくることが嬉しいですし、自国での世界陸上はおそらく私は最初で最後になると思うので、スタジアムで私を応援して欲しいです(笑)」と記者たちに東京での世界陸上をアピールした。
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そして今大会は、第1戦に出場した2選手が連戦で出場。厦門大会で東京世界陸上の参加標準記録を突破し、代表に内定した男子110mハードルの村竹ラシッド(23、JAL)と3000m障害の三浦龍司(23、SUBARU)が世界の強豪にどこまで食らいつけるのかも見どころだ。
また駒澤大学の佐藤圭汰(21)が5000mでダイヤモンドリーグデビューとなる。
【出場予定の日本選手】
男子5000m:佐藤圭汰(21、駒澤大)
男子110mハードル:村竹ラシッド(23、JAL)
男子3000m障害:三浦龍司(23、SUBARU)
女子やり投:北口榛花(27、JAL)
“ダイヤモンドリーグ”は世界陸連(WA)が主催する世界最高峰のリーグで、世界陸上や五輪のメダリスト・入賞者などが半数以上を占める。今年は世界各地で14戦が行われ、出場選手には成績に応じたポイントが与えられる。そして上位者のみが出場できるファイナルが今年は8月27日、28日にチューリッヒで開催される。
ファイナルでは今年9月に東京で開催される世界陸上前哨戦として、本番さながらの激闘が予想される。
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