ニース戦に先発した中村敬斗 [写真]=Getty Images リーグ・アン第32節が2日に行われ、ニースとスタッド・ランスが対戦した。
ここまで31試合を消化したリーグ戦で8勝9分14敗を記録し、勝ち点「33」の13位につけるスタッド・ランス。自動降格圏の17位サンテティエンヌとは6ポイント差ではあるものの、残り3試合となったリーグ・アンで現在3試合無敗と残留に大きく近づいている。6位ニースと激突する一戦にMF中村敬斗は先発出場。DF関根大輝はベンチスタートとなり、前節に負傷交代したMF伊東純也は今季初のメンバー外となった。
試合は15分にホームチームがスコアを動かす。右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたジョナタン・クラウスがクロスを入れる。ボールは大外に流れたが、アントワーヌ・メンディが回収してバックパスを選択。ハーフウェイラインで繋ぎつつ、メルヴァン・バールが左足でボックス内にフィードを送ると、スタッド・ランスGKイェヴァン・ディウフなど両チームの4選手がボールに反応する。混戦によって生まれたこぼれ球がモルガン・サンソンへとわたり、無人のゴールに流し込んで先制弾を挙げた。
リードを奪われたスタッド・ランスだが、枠内シュート1本でハーフタイムに突入。左のアタッカーとして先発した中村は、積極的にボールに関与しながら攻撃の糸口を探るものの、目立ったチャンスを作れずに時間が経過する。68分にはカウンターから中村が左サイドを駆け上がり、左足でグラウンダーの折り返しを供給。ペナルティエリア内のヴァランタン・アタンガナが合わせるが、シュートはミートできず枠の右へと外れた。
そんななか、79分に中村に決定機が訪れる。スタッド・ランスが相手をハーフコートに押し込み、アタンガナがウマル・ディアキテに縦パス。ワンタッチでモリー・グアネに繋ぐと、ダイレクトで前線の中村へとスルーパスを送る。しかし、ボックス内に運んで放った左足のシュートはGKマルシン・ブルカがキャッチ。アウェイチームが同点のチャンスを逃してしまった。
81分には関根大輝が交代でピッチに登場。だが、最後まで追いつくことはできず、試合は1−0でニースが勝利。スタッド・ランスは4試合ぶりの黒星を喫した。次節は10日に行われ、ニースはアウェイでレンヌと対戦。スタッド・ランスはホームでサンテティエンヌと対戦する。
【スコア】
ニース 1−0 スタッド・ランス
【得点者】
1−0 15分 モルガン・サンソン(ニース)