
現場の声を軽視する組織は、いずれ大きな問題に直面するものだ。しかも責任を現場に押し付け、成功の手柄だけを横取りするような上層部がいる会社に未来はないだろう。
投稿を寄せた30代男性が、「この会社ダメだな」と痛感した出来事を明かす。それは、商品生産に関わる技術的な問題が発生した時のことだった。
現場から根本的な課題解決策と、それを実行しなかった場合の損失・リスクについて詳細なレポートを提出した。しかし、上層部は「コストがかかる」の一言でこれを一蹴し、その場しのぎの対応を指示した。その結果、問題はさらに深刻化したのだった。(文:天音琴葉)
しかも手柄は「上層部直下のメンバー」が横取り
数か月後、現場の懸念は的中した。売上が大幅にダウンしたという。結局、最初に現場が提案した解決策を実施することになったのだが、信じられない事態が起こる。
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「上層部の決定的でその場しのぎの対応となったのにも関わらず現場が問題に対する報連相を行わなかったとし、その責任を現場の責任者に負わせた」
さらに、現場が考案したはずの根本的対応策は「上層部直下のメンバーが提案したこと」にすり替えられていたのだ。
現場からの詳細なレポートと警告があったにも関わらず、それを無視した上層部の判断ミスが招いた結果だ。それなのに責任は現場に押し付けられ、功績は横取りされる始末では、男性が会社に見切りをつけたくなるのも無理はないだろう。
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