リビングや庭が“丸見え”な家の外構工事を行う動画が、YouTubeに投稿されました。前後編に分けて公開された動画は、記事執筆時点で合計10万再生を超えています。
動画を投稿したのは、奈良県で外構工事や庭のリフォームをしている「いろは造園」のYouTubeチャンネル「Garden Produce TV / いろは造園」。今回は新築の外構工事を行います。
前編となる動画では、着工前の状態を冒頭で紹介。まだ玄関ポーチや駐車場がなく、広々とした庭は土がむき出しとなっています。
特に気になるのがリビングの大きな窓と、その真正面にある隣家の勝手口の位置関係です。間には背の低いブロック塀しかないため、双方が丸見えの状態。いささかリビングのカーテンは開けにくそうです。
|
|
そこで依頼者とすり合わせた結果、玄関から駐車場までの道のりは最短距離にしつつ、庭には草むしりなどの手入れがしやすい工夫を施すことに。併せて、カーポートや物置、目線を遮るフェンスを設けることにしました。
まずは、駐車場と自転車置き場になる部分を重機で掘削。後で敷く路盤材と打設するコンクリートの厚みのぶんだけ地面を掘り下げます。
駐車場と庭の境目には、ブロックを積んで土留めを設置。完全には仕切らず、土留め中央部を階段にすることで双方の空間を自由に行き来できるようにしました。
後編となる動画では、コンクリートの打設などさまざまな仕上げ作業の様子を公開。玄関の前にはタイル張りの階段を構築しました。
この階段を下りた先は駐車場。コンクリートには10センチ幅のスリットが入っており、実用性あるデザインに仕上げています。最初からカーポートを設ける前提で造ったので、雨天時の排水性もばっちりです。
|
|
駐車場と庭を仕切る土留めの一部には、目隠し用のフェンスを設置。すぐ近くに植えた1本の常緑樹と合わせることで、道路側から家の中が見えないようにしました。
また、隣家との間にある低いブロック塀の上にも目隠し用のフェンスを立てました。これで周囲を気にせず、リビングで過ごせます。
そして庭の一角には、コンクリートを打って物置用のスペースを用意。物置は、配置する場所次第で目隠しにもなる“一石二鳥”な機能を有しています。物置自体は依頼者が別途用意するとのこと。真横にあるフェンスと同程度の高さの物を用意すれば、より効果的に周囲の目線を遮断してくれそうです。
家の周囲には防草シートを敷き、その上に砂利を敷き詰めたので雑草対策も問題ありません。子どもの成長など、今後のことも考えた工事内容となりました。
投稿者さんはYouTubeチャンネルの他、X(Twitter/@irohazoen)とInstagramも運営中。失敗しない庭作りや無駄のない外構工事のノウハウを発信しています。
|
|
動画提供:YouTubeチャンネル「Garden Produce TV / いろは造園」さん
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。