アル・ヒラルがジョルジェ・ジェズス監督を解任 [写真]=Getty Images アル・ヒラル(サウジアラビア)は2日、ジョルジェ・ジェズス監督と双方合意で契約解除に至ったことを発表した。その後任として、アシスタントコーチを務めていたモハメド・アル・シャルフーブ氏がトップチームの指揮を執る。
近年の大型補強により、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリやポルトガル代表DFジョアン・カンセロ、同MFルベン・ネヴェス、セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ、同FWアレクサンダル・ミトロヴィッチら超豪華なメンバーを擁するアル・ヒラル。2023−24シーズンはサウジ・プロフェッショナルリーグと国王杯、スーパーカップの国内3冠を達成した。
しかし、今季のリーグ戦では残り5試合で首位アル・イテハドと勝ち点差「6」の2位。また、国王杯ではアル・イテハドに敗れて準々決勝で姿を消した。
そして、現在行われているAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のファイナルステージでは、アル・アハリ・サウジとの同国対決に敗れて準決勝敗退。アル・ヒラルの上層部は無冠の危機を受けて、2023年夏から指揮を執っていたジェズス監督との契約解除に至った。
ポルトガル出身のジェズス氏は現在70歳。ベンフィカやスポルティングなどを経て、2018年7月にアル・ヒラルに就任した。21試合でわずか1敗と上々の成績を収めながら翌年1月に退任すると、その後はフラメンゴでコパ・リベルタドーレスを制覇。2023年夏にアル・ヒラルへ復帰すると、99試合を80勝10分9敗という成績で終え、合計4つのタイトルをもたらしている。
なお、ジェズス氏は、正式な指揮官が不在となっているブラジル代表の新監督候補筆頭とも噂されている。
【ハイライト動画】アル・ヒラルvsアル・アハリ・サウジ