
■MLB ブレーブス−ドジャース(日本時間3日、トゥルイスト・パーク)
ドジャースの山本由伸(26)が今季7度目の先発マウンドに臨み、6回91球を投げ、1安打無失点、6奪三振の力投。勝利投手の権利を持って降板し、勝てばチームトップとなる4勝目を手にする。
この日、日本人投手5人目となる月間MVP(3月・4月)を受賞した山本。ブレーブスの先発G.ホームズ(29)との投手戦を繰り広げる中、6回2死までノーヒットとMVPにふさわしい快投を続け、防御率は1.06から0.90でリーグトップを堅守した。
前回のパイレーツ戦(4月26日)は、5回(94球)を投げ5安打3失点(自責1)、5奪三振。制球に苦しむ中、メジャー自己ワーストの4四球で交代となり、打線の援護がなく今季2敗目を喫した。
立ち上がり、先頭のバードゥーゴを投ゴロで打ち取ると、続くライリーをストレートとカーブで追い込み、スプリットで空振り三振。オズーナには全6球種を駆使して攻め、フルカウントから11球目のストレートがわずかに外れ四球。オルソンは痛烈なピッチャー返しも、山本は上手く交わし、ショートゴロで凌いだ。
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2回も先頭打者のピッチャー返しに反応し、ナイスキャッチ。後続は空振り三振、ボテボテの投ゴロで3者凡退。3回も低めの球を中心に安定した制球で、1死から2者連続の空振り三振に仕留めた。
打線は4回に、1死満塁からW.スミスの犠飛でドジャースが先制。援護をもらった山本は4回、1死でオズーナにこの試合2個目の四球を与えたが、オルソン、マーフィーは連続三振。5回は三振なしも、3者凡退でノーヒットピッチングの快投が続いた。
6回は2死からライリーにこの試合初ヒットとなる二塁打を許したが、この日連続四球のオズーナをフルカウントから三ゴロに打ち取り、息を吐いて安堵の表情をみせた。試合はM.ベッツ(32)のソロで2-0。7回からはK.イェーツ(38)がマウンドに上がったが、いきなりオルソンにソロ本塁打を浴び、2-1と1点差に迫られた。