
■MLB ブレーブス 1−2 ドジャース(日本時間3日、トゥルイスト・パーク)
ドジャースの山本由伸(26)が敵地でのブレーブス戦で6回91球を投げ、1安打無失点、6奪三振の快投をみせ、チームトップの4勝目を手にした。試合は降雨中断を挟んだが、ドジャースがロースコアゲームを制し、今季2度目の6連勝を飾った。
山本はこの日、日本人投手5人目となる月間MVP(3月・4月)を初受賞。また、野茂英雄がドジャースでメジャーデビューしてから、ちょうど30年の節目の日でもあり、ブレーブスの先発G.ホームズ(29)との投手戦を繰り広げる中、6回2死までノーヒットと記念日にふさわしい力投を続けた。防御率は1.06から0.90と驚異の0点台で、MLBトップを堅守した。
大谷翔平(30)は4打数ノーヒット(空三振、空三振、二ゴロ、右直)。直近5試合で19打数8安打、打率.421と調子を上げてきていたが、連続試合安打は「5」で止まった。
山本は前回のパイレーツ戦(4月26日)では、メジャー自己ワーストの4四球と苦しむなど、不本意な登板で2敗目を喫した。だがこの日は今季オールスターゲームの会場を舞台に、ブレーブスの先発G.ホームズ(29)との投げ合いを繰り広げ、敵地ファンもため息の圧巻投球を披露。
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6種類の球種を使い分け、4回まで毎回三振を奪い、M.オズーナに2度四球を与えたが、6回2死までノーヒットピッチング。打線は4回のW.スミス(30)の犠飛、6回のM.ベッツ(32)の5号ソロで2-0と山本を援護。
7回からはK.イェーツ(38)がマウンドに上がったが、いきなりオルソンにソロ本塁打を浴び、2-1と1点差に迫られた。さらに8回途中から雨が強く降りはじめ、9回表の前で試合は一時中断。約1時間10分に再開し、9回の打線はR.モンテーロを相手に、F.フリーマン(35)から3者凡退。
1点リードのまま迎えた9回はE.フィリップス(30)がマウンドへ。2者連続三振から2死でオルソンに四球を与えたが、最後はマーフィーを投ゴロで打ち取り、チームは6連勝。4勝目をつかんだ山本は笑顔をみせ、ベンチから出てきてナインとともに勝利を喜んだ。