<陸上:静岡国際陸上>◇3日◇袋井市・小笠山総合運動公園静岡スタジアム◇男子800メートル3組(グランプリタイムレース決勝)
日本記録保持者で駒大ルーキーの落合晃(18)が、今季自己ベストの1分45秒16で連覇を達成した。大会新記録で好走したが、9月の世界選手権東京大会の参加標準記録には0秒66、自身が保持する日本記録には0秒36届かなかった。
「東京世界陸上の(参加標準の)44秒50を目指して走って、結果は届かなかったですが、最低限。(4月27日の)学生個人選手権(1分45秒88)よりタイムを上げたところは評価できるかなと思います」
滋賀学園高で全国高校総体(インターハイ)を2連覇し、昨年の日本選手権を制した18歳。今春から進学した駒澤大では、大八木弘明総監督の指導を受けている。
レース直後には大八木総監督と3分半ほど電話で会話。今日夜のダイヤモンドリーグ(DL)第2戦上海大会5000メートルに出場予定の佐藤圭汰に同行している師からはレース全体の分析に加え、「44秒台でコンスタントに走らないと世界とは戦えない」と諭された。
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「レース前もずっと気にかけていただいて、上海から連絡していただき、ありがたいです。圭汰さんからも『日本記録出せよ。俺も出すから』と連絡があって。出せなくて申し訳ないですけど、圭汰さんには頑張ってほしいです。世界と戦う選手と一緒に練習できることはありがたいです」
次戦は今月下旬のアジア選手権(韓国)の予定。「44秒5に向かってしっかり練習していきたい」と標準切りを見据えた。【藤塚大輔】
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