《東京・広尾ブランド品強盗事件》サッカー少年だった容疑者が自慢していた“親不孝すぎる名前”

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2025年05月03日 15:10  週刊女性PRIME

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強盗で逮捕された菱沼開夢容疑者(本人が働いていた古着ショップのブログより)

「金はあるか」――。

 高級住宅街として知られる東京・渋谷区の広尾で、バールを持った男がブランド品の買い取り店に押し入る事件が起こった。

マルジェラのブーツを片足のみ強奪

「4月23日の午後7時ごろ、客を装った男がカウンターにリュックを置くと“金を入れろ”と、バールで女性店員を脅しました。しかし、店員から“金はない”と言われると、ショーケースを破壊して、『エルメス』のバッグや空箱、『ディオール』のクッション、『メゾンマルジェラ』のレザーブーツなど、57万円相当の商品を盗んで逃走。慌てていたのか、ブーツは片足のみ。従業員にケガはなかったようです」(全国紙社会部記者、以下同)

 4月29日、警視庁は強盗容疑で川崎市に住む住所不定の菱沼開夢(ひしぬま・かいむ)容疑者(25)を逮捕した。

「警察によると、菱沼容疑者は犯行当日、本人名義で借りたレンタカーをコインパーキングに駐車し、わずか1分で犯行を終えると、そのレンタカーに戻って、わざわざ現場のブランド買い取り店の目の前を通過して逃げたそうです。盗んだバッグとクッションは川崎市内にある別のブランド買い取り店に持ち込んでいました。広尾の店を狙った理由については“高級住宅街で金があると思った”と供述しているようです」

 犯行直後に現場の前を通り、すぐに盗品を売るという、ずさんな犯行。匿名流動型犯罪グループ、いわゆる『トクリュウ』との関連について菱沼容疑者は、

「借金があり、金が欲しかった。闇バイトのわけがない。共犯はいない」

 と供述している。

 犯行当時は川崎市に住んでいた容疑者だが、学生時代は仙台で過ごしていたようだ。

「小学校から高校までサッカーをしていました。高校を卒業後は仙台市内の古着ショップで働いていましたね。その店をやめてからは、自動販売機の補充の仕事をしていたと聞いたことがありますが、その後のことはよくわかりません」(菱沼容疑者の知人)

夢が開くようにと親が付けてくれた名前

 古着ショップで働いていたときのスタッフブログが残っており、服やスニーカーの収集、音楽を趣味として語っていた菱沼容疑者。

《自分は人と話すのが好きなのでまずはお店で自分と話して笑顔になりましょう!》

 と、イマドキの趣味を持った明るい青年だったことがうかがえる。そのブログでは“開夢”という名前について、

《夢が開くようにと親が付けてくれました! ちょっとした自慢です》

 と、誇らしげに綴っていたのだが……。仙台のサッカー少年は夢が開くどころか、借金で苦しくなり、犯罪に手を染めてしまったようだ。

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