
■第40回静岡国際陸上競技大会(3日、静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム)
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男子100m決勝が行われ、桐生祥秀(29、日本生命)が10秒29(‐1.1m)で優勝した。予選を10秒28の全体2位で通過した桐生。決勝ではスタートから横一線となり、50m付近で抜け出すと、そのまま1位でフィニッシュ。ゴール後は両手を叩いて喜び、観客の声援にこたえていた。
「優勝が久々っていうのが良かった点と、連戦が続いているので、その中でしっかり勝ち切れたのが自分にとっても大きな収穫かなと思う」とレースを振り返った桐生。9月には東京で世界陸上も行われるが、「参加標準も大事ですけど、今年の僕の目標は自己ベストを狙うのが目標」と語った。2017年に記録した9秒98の自己ベスト更新へ「いろんな大会に出て、自分のベストなパフォーマンスをしたい」と意気込み、「しっかり今日の反省をコーチと相談して、また明日から練習したいなと思います」と笑顔を見せた。
桐生は4月29日の織田記念、100m決勝で10秒15で3位に入り、昨季のシーズンベスト10秒20を上回り復調の兆しを見せた。その予選でも追い風2.7mと参考記録ながら10秒06を出して会場を沸かせた。
女子400mでは、フロレス・アリエ(日本体育大3年)が51秒71で優勝、17年ぶりに日本記録(51秒75)を上回った。フロレスはペルー国籍で、現在、日本国籍の取得を申請中のため、日本記録は、2008年に丹野麻美がマークした51秒75のまま。
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