
© 1993 Saeko Himuro/Keiko Niwa/Studio Ghibli, N
皆さんはスタジオジブリのなかでどの作品が好きですか。『風の谷のナウシカ』、『となりのトトロ』、それとも『千と千尋の神隠し』?
この夏、ジブリ作品のなかでも隠れた名作として知られる『海がきこえる』がリバイバル上映されることになりました。従来の作風とはひと味違う本作の魅力とは……!?
【『海がきこえる』あらすじ】
東京の大学に進学した杜崎拓(もりさき・たく)は、吉祥寺駅の反対側ホームに武藤里伽子(むとう りかこ)らしき人影を見ます。
でも待てよ。たしか里伽子は地元・高知の大学に行ったのではなかったのかーーー。
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里伽子は勉強もスポーツも万能の美人で、拓にとっては “親友の片思いの相手” 。ただそれだけの存在になる、はずだった。高知へ帰省する飛行機の中で、拓は里伽子と出会った2年前の夏に想いを馳せるのです。
【1993年の作品が令和で人気に】
作家・氷室冴子の原作小説をもとに、ジブリの若手スタッフが中心になって長編アニメーション化された本作。高知と東京を舞台に、10代の終わりが近づく3人の若者たちの心の揺らぎを描いた「エモい」名作です。
ほかのジブリ作品とは一線を画す作風ですが、昨年2024年に期間限定上映がおこなわれたときには連日満席のロングランに!
思春期ならではの甘酸っぱい空気感、むせかえるような東京の暑い夏、昭和を彷彿とさせるレトロな世界観……作中に漂うすべての要素が令和の若者の心をつかんでいます。
© 1993 Saeko Himuro/Keiko Niwa/Studio Ghibli, N
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【リバイバル上映はいつから?】
こうした反響を受けて、今年2025年にもリバイバル上映がおこなわれることになりました。
公開日:2025年7月4日より3週間限定
公開劇場:全国139館
リバイバル上映を主催するのは国内最大級のレビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」。東京都内では新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン 池袋、キネカ大森、アップリンク吉祥寺などで上映されます。
公開劇場の詳細は参照サイトから。公開劇場は順次追加予定となり、続報は公式Twitter(現X)で公開されるということです〜!
ちなみに……『海がきこえる』は動画配信では観ることができません。この貴重な機会をどうぞお見逃しなく。
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※劇場により上映日・上映期間が異なります。
参照元:FILMAGA、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch