【AS】デュエットTRで島田綾乃&種田なつはペアが初優勝「サイボーグ」の演技で高得点マーク

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2025年05月03日 20:22  日刊スポーツ

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デュエットTRで優勝した島田綾乃(右)と種田なつは

<アーティスティックスイミング(AS):日本選手権>◇第1日◇3日◇東京アクアティクスセンター◇デュエットテクニカルルーティン(TR)、ソロTR、チームTR、ソロ男子TR(公開競技)



デュエットTRで「みえASC」の島田綾乃(18)種田なつは(20)ペアが初優勝した。元五輪メダリストの武田美保コーチ(48)の指導を受けた「サイボーグ」の演技で高得点をマーク。同クラブから初の日本チャンピオンになった。ソロTRは石見菊乃(京都踏水会)が初優勝。公開競技として行われた男子ソロTRは、佐藤陽太郎(ジョイフルAC)が勝った。


   ◇   ◇   ◇


「サイボーグ」のテーマに合わせ、島田と種田がプールの中を動き回った。高さのあるリフトにピタリと合った足技。表彰台の頂点が見える高得点が出ると、武田コーチと抱き合って喜びを爆発させた。昨季まで表彰台もなかったクラブにもたらした初の日本一。島田は「すごくうれしいです」と最高の笑顔で言った。


島田は三重・鈴鹿高3年でパリ五輪に出場したが、負傷もあって今季の代表から外れた。元世界ジュニア代表の種田と組んで「表彰台には立ちたい」と今大会に挑戦。武田コーチが01年福岡世界選手権デュエットで優勝した「ロボット」の映像を繰り返し見て「参考にしました」と話した。


決してASが盛んとはいえない三重県にもたらした初の「日本一」。日本代表選手が出場していないとはいえ、タイトルの大きさは変わらない。「この経験を今後の競技生活に生かしたい」と、2人は先を見据えて声をそろえた。


○…男子ソロTRを制した佐藤は「ソロは初めてだったので、優勝はうれしい」と笑顔で話した。チームの一員として17年に男子で初めて日本選手権に出場し、23世界選手権混合デュエットTRで金メダルにも輝いた佐藤だが、男子ソロ種目の実施が23年からでこれが初タイトル。「男子選手も増えているし、4組の出場で初めて正式競技となる最終日の混合デュエットが楽しみです」と話していた。


◆デュエットTR (1)島田綾乃・種田なつは(みえASC)259・4524(2)小山菜花・三橋理沙子(井村ク)258・6167(3)坂本菜々美・福田汐理(京都踏水会)242・3825


◆ソロTR (1)石見菊乃(京都踏水会)226・6650(2)島田綾乃(みえASC)222・9350(3)三橋理沙子(井村ク)217・3017


◆男子ソロTR(公開競技) (1)佐藤陽太郎(ジョイフルAC)219・4801(2)横山正(YTASC)184・6434


◆チームTR (1)井村クA(三上、小山、田辺、三橋、松本、指宿、田所、井出)240・2100(2)ミキハウス東京ASCA(古谷、三木、浅海、渥美、相高)234・4166(3)アテナアクアメイツA(中野、桑原璃、牧田、桑原彩、深井、鹿住、中山)230・2600


〈主催〉日本水泳連盟〈主管〉東京都水泳協会〈後援〉日刊スポーツホールディングスほか〈特別協賛〉ヤクルト本社〈協力〉鈴乃屋ほか

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