「冒頭2分だけでも見て!」「緩急に引き込まれる」GWは“オリアニ”を見よう! 2025年春アニメ、オリジナル作品おすすめ4選

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2025年05月04日 10:50  アニメ!アニメ!

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『LAZARUS ラザロ』キービジュアル(C) 2024 The Cartoon Network
2025年の春アニメは、オリジナル作品が多いのも特徴的。原作ありのアニメに比べると知名度は低いかもしれませんが、クリエイターの熱量が伝わってくる濃密な作品の宝庫でもあります。

今回はそんなオリジナルアニメを4本ご紹介。GW期間を使って、一気に履修するのもおすすめです!

静と動の緩急に引き込まれる『LAZARUS ラザロ』
スタイリッシュなキービジュアルが印象的な『LAZARUS ラザロ』。西暦2052年を舞台に、5人の犯罪者が人類を救うべく暗躍します。

本作の魅力のひとつが、とにかく動きまくるアクションシーンと、人間ドラマがじっくり描かれる場面の緩急。毎話約24分とは思えない密度で、一秒たりとも目が離せません。

たとえば1話目には、アクセル(CV:宮野真守)がパルクールを使いながら、街中を縦横無尽に逃亡するシーンが。アクセルの目線で描かれるカットは浮遊感や臨場感がたっぷりで、まるでアトラクションに乗っているかのような気分を味わえます。

一方で、動きが少ないシーンからも目が離せません。腹を探り合うかのような会話や駆け引きが織り交ぜられており、緊張感がただよいます。セリフだけでなく間の取り方にも注目してご覧ください。

ちなみに本作は『カウボーイビバップ』や『キャロル&チューズデイ』などで知られる渡辺信一郎監督の最新作。重厚な世界観や音楽へのこだわりも感じられ、往年のファンにもたまらない仕上がりです。インストゥルメンタルを使ったOPや、タイトルと同名の洋楽を採用したEDも必聴!

冒頭2分だけでも見て!『アポカリプスホテル』
『アポカリプスホテル』は銀座にある「銀河楼」というホテルで働くロボットたちの物語。これだけ書くとお仕事もの作品に見えますが、「人類がいなくなった地球」という設定も相まって独特な雰囲気を醸し出しています。

インパクト大なのが、1話目の冒頭。約2分間のシーンに、この世界が辿った歴史が詰まっています。
高級感と温もりに満ちた銀河楼の紹介映像から始まりますが、ところどころ別のニュース映像が。音楽もだんだん暗い音が増え、ただならぬ雰囲気になっていきます。
人類が地球からいなくなった理由、そして銀河楼が置かれた状況がわかると、キャラクターたちの何気ない仕草やセリフにグッとくるでしょう。

しかしストーリー自体はハートフルで、ユーモラスなシーンや作画も多い本作。文化や言葉の違いを超えてお客様をおもてなししようとする主人公のヤチヨ(CV:白砂沙帆)たちに癒やされます。ただし3話目は予想外すぎるシーンがあるので、ご飯を食べながら見ないようご注意を……!

もうひとつ、注目していただきたいのが2話目から流れるOP。ほぼ全編ダンス映像で、aikoさんの楽曲に合わせて生き生きと踊るキャラクターの作画が見事です。
ゆったりとしたテンポの曲だからこそ、しなやかな腕の動きや、ふわりとしたスカートの揺れが丁寧に描かれています。何度でも再生したくなる映像をぜひご覧ください!

飯テロ要注意!『日々は過ぎれど飯うまし』
アニメ制作会社P.A.WORKSのオリジナル作品。P.A.WORKSといえば、TVアニメ『天穂のサクナヒメ』の制作のために実際に米を栽培するなど、スタッフたちの熱量の高さがたびたび話題になるスタジオです。

本作はそんなP.A.WORKSが総力を結集して作りあげた飯テロアニメ。「食文化研究部」というサークルに所属する女子大生たちの日常が、おいしそうなご飯とともに描かれます。
1話目のソースカツ丼、2話目のカマンベールカレーピラフなど、登場するのはどれも作画が細かいものばかり。キャラクターの表情を見るまでもなく、おいしさが伝わってきます。OP映像にも食欲をそそる料理が次々と出てくるので、空腹で見るのは危険です……!

視聴後までおいしさが続くのも『日々は過ぎれど飯うまし』の魅力。放送後には公式Xで再現レシピが公開されるため、同じメニューを作って味わうことが可能です。しかもフライパンひとつで作れたり、材料を混ぜるだけだったりと、工程が単純。料理初心者にも作りやすいものが多いので、これを機に再現飯デビューをしてみてはいかがでしょうか?

世代を超えて楽しめる『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』
改めておすすめするまでもなく、注目度の高い本作。『ガンダム』シリーズが大好きなファンはもちろん、初めて触れる方も楽しめます。むしろ本作を入り口に、歴代シリーズを履修するのも楽しいでしょう。

なぜなら『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』には、シャアをはじめとする有名キャラクターも登場するから。「この人見たことある!」「このセリフは知ってる!」と、『ガンダム』シリーズに詳しくない方でもピンとくる箇所がたくさんあります。

お約束の展開がある一方で、スタッフ陣には新鮮さも感じる本作。『ガンダム』シリーズは主にサンライズがアニメ制作を手がけていましたが、今回は『エヴァンゲリオン』シリーズなどで有名なスタジオカラーも参戦。脚本には庵野秀明さんも名を連ねており、『シン・ウルトラマン』や『シン・仮面ライダー』と同様に元となった作品への興味が沸く内容になっています。

いわゆるファーストガンダムと呼ばれる『機動戦士ガンダム』世代にとっては、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』世代との会話のきっかけにもなるはず。「OPにも過去作へのオマージュがあって……」など、世代を超えて盛り上がってみてはいかがでしょうか。

◆◆◆
どの作品も放送は始まったばかりなので、今からでも充分間に合います! この春は先の読めないオリジナルアニメを、ともに追いかけてみませんか。

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