菅野智之 6回2失点も2敗目 雨で57分の中断後もマウンドへ 全米中継で力投、打者の手元で変化するボールでロイヤルズを翻弄

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2025年05月04日 11:53  TBS NEWS DIG

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■MLB オリオールズ 0−4 ロイヤルズ(日本時間4日、オリオール・パーク)

オリオールズの菅野智之(35)が本拠地でのロイヤルズ戦に先発し、6回、79球を投げ、被安打4(1本塁打)、奪三振4、四死球2、失点2(自責点2)の好投も2敗(3勝)を喫した。1回終了後に雨で57分の中断があり、菅野は投げ続けたが、メジャー初登板となった3月31以来、2敗目となった。

前回4月29日のヤンキース戦では強力打線を相手にメジャー最多の8奪三振、5回無失点の好投で3勝目を挙げた菅野、この日はア・リーグ中地区3位、4月6日にメジャー初勝利を挙げたロイヤルズ戦に登板した。

全米中継となった一戦、中4日での登板となった菅野は1回、1番・J.インディア(28)をカウント2−0と打者有利なカウントからカットボールでショートゴロに打ち取ると、2番・昨季のア・リーグ首位打者のB.ウィットJr(24)を2球連続カットボールで2ストライクに追い込むと、最後はスイーパーで空振り三振、安定したピッチングで立ち上がりを抑えた。

しかし、1回裏終了後、雨が予想されて、シートが被せられ中断となった。57分の中断後に再開、それでも菅野は2回のマウンドに上がった。

先頭の4番・M.ガルシア(25)にレフト前ヒットと中断後の先頭打者にヒットを許したが、続く5番・M.マッシー(27)をスプリットでセカンドゴロ併殺打、この場面でもベテランらしい落ち着いたピッチングで打ち取った。

3回も3者凡退に抑えて、ここまでわずか24球、打者の手元でわずかに変化するシンカー、カットボールを効果的に使い、早めのカウントから打たせて取るピッチングでロイヤルズ打線の一巡目を抑えた。

4回、先頭の1番・インディアに右中間へのツーベースで得点圏にランナーを許したが、2番・ウィットJrにはスイーパーでピッチャーゴロ、走者を足止めすると、3番・V.パスクアンティーノ(27)はスプリットで空振り三振と2アウトを奪った。

しかし、4番・ガルシアをカウント1−2と追い込みながらも、外角低めのカーブを上手く拾われてセンターへの先制タイムリー、菅野の絶妙なコントロールもガルシアのバットコントロールが上回ってしまった。

5回には1死から7番・G.ビジオ(30)に1球目、外角高めのストレートを右中間スタンドへ、今季1号ソロで追加点を奪われた。

6回、ロイヤルズ打線の三巡目を迎えると、1番・インディアにはフルカウントからシンカー、カットボールと打ち取ってきたボールをファウルにされえて、四球で出塁、2死からこの日2安打の4番・ガルシアには低めのスプリットを見逃されると、外角低めのカットボールで誘ったが、手を出してもらえず四球、菅野はマウンド上で悔しい表情を浮かべた。2死、一、二塁のピンチを迎えたが、5番・マッシーを外野フライに打ち取り、納得した表情でベンチに戻った。

中4日、雨での中断もあり、厳しい状況でのマウンドとなった菅野だが、6回2失点としっかり先発の役割を果たして降板となった。チームはロイヤルズ投手陣から得点を挙げられずに完封負け、菅野はメジャー初登板の3月31日以来の敗戦となった。
 

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