リーグ史に名を残したウィリアン [写真]=Getty Images フルアムに所属する元ブラジル代表FWウィリアンが、南米出身選手のプレミアリーグ最多出場記録を塗り替えた。3日にリーグ公式サイトが伝えた。
フルアムは3日にプレミアリーグ第35節でアストン・ヴィラと対戦し、0−1で敗れた。ウィリアンは同試合の76分から途中出場し、プレミアリーグ通算326試合目の出場を記録。これまで南米出身選手の最多出場は、かつてマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元エクアドル代表MFアントニオ・バレンシア氏だったが、ウィリアンが6シーズンぶりに記録を更新した。なお、全体では元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏と並び、歴代104位となっている。
現在36歳のウィリアンは2010年夏にアンジ・マハチカラからチェルシーに加入し、同クラブで2度のプレミアリーグ優勝に貢献。2020−21シーズンにはアーセナルでもプレーした。その後、コリンチャンスを経て、2022年夏からフルアムに加入。2024年9月にオリンピアコスへ移籍したものの、同クラブとはシーズン途中に契約を解除し、2025年2月に短期契約でフルアムに復帰していた。復帰後は9試合に出場している。
プレミアリーグにおける南米出身選手の出場ランキング(トップ10)は以下の通り。
[写真]=Getty Images
■10位 リチャーリソン(ブラジル)
▼通算240試合
・ワトフォード(2017年夏〜2018年夏)38試合
・エヴァートン(2018年夏〜2022年夏)135試合
・トッテナム(2022年夏〜)67試合
■9位 ルーカス・レイヴァ(ブラジル)
▼通算247試合
・リヴァプール(2007年夏〜2017年夏)247試合
■8位 ロベルト・フィルミーノ(ブラジル)
▼通算256試合
・リヴァプール(2015年夏〜2023年夏)256試合
■7位 フェルナンジーニョ(ブラジル)
▼通算264試合
・マンチェスター・シティ(2013年夏〜2022年夏)264試合
■6位 エデルソン(ブラジル)
▼通算273試合
・マンチェスター・シティ(2017年夏〜)273試合
■5位 セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン)
▼通算275試合
・マンチェスター・シティ(2011年夏〜2021年夏)275試合
■4位 ノルベルト・ソラーノ(ペルー)
▼通算302試合
・ニューカッスル(1998年夏〜2004年1月、2005年夏〜2007年夏)230試合
・アストン・ヴィラ(2004年1月〜2005年夏)49試合
・ウェストハム(2007年夏〜2008年夏)23試合
■3位 パブロ・サバレタ(アルゼンチン)
▼通算303試合
・マンチェスター・シティ(2008年夏〜2017年夏)230試合
・ウェストハム(2017年夏〜2020年夏)73試合
■2位 アントニオ・バレンシア(エクアドル)
▼通算325試合
・ウィガン(2006年夏〜2009年夏)84試合
・マンチェスター・ユナイテッド(2009年夏〜2019年夏)241試合
■1位 ウィリアン(ブラジル)
▼通算326試合
・チェルシー(2013年夏〜2020年夏)234試合
・アーセナル(2020年夏〜2021年夏)25試合
・フルアム(2022年夏〜2024年夏、2025年2月〜)67試合