フィルミーノ、川崎Fを破ってのACLE初優勝に喜び「クラブの伝説となるチャンスだった」

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2025年05月04日 17:08  サッカーキング

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キャプテンとして、ACLEのトロフィーを掲げるフィルミーノ(中央) [写真]=Getty Images
 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・決勝が3日に行われ、アル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)が川崎フロンターレ(日本)を2−0で破り、悲願のアジア初制覇を成し遂げた。同試合のPOTM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出された元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが、AFC(アジアサッカー連盟)を通してコメントを発した。

 ともに初優勝をめざすアル・アハリ・サウジと川崎Fによる一戦は、35分にフィルミーノからのパスを受けた元ブラジル代表FWガレーノの狙い済ましたミドルシュートで、アル・アハリ・サウジが均衡を破る。前半終盤の42分には、フィルミーノの上げたクロスボールから、コートジボワール代表MFフランク・ケシエがヘディングシュートを叩き込んでリードを広げる。後半に入ると、途中出場していた川崎FのFW伊藤達哉が複数回にわたってゴールを脅かしたが、試合はこのままタイムアップを迎えた。

 試合後、POTMに輝いたフィルミーノは「とても幸せだし、チームを誇りに思う」とコメント。「ここで歴史を作れたことを嬉しく思うし、クラブ、家族、友人のサポートに恩返しができたよ」と、クラブに初のアジアタイトルをもたらしたことへの喜びを露わにした。

「このチャンスに恵まれたことにとても感謝しているし、何よりも大きな特権を感じている。僕はいつも、チームメイトやチームを助けるためにベストを尽くしてきた。このタイトルは本当に特別なものだよ。なぜなら、このクラブはこれまでにこの大会で優勝したことがなくて、僕らにとってはクラブの伝説となるチャンスだったのだからね」

 また、フィルミーノがタイトルに手が届くと感じた瞬間は、4月29日に行われた準決勝のアル・ヒラル戦だったという。同試合、史上最多4度の優勝を誇るアル・ヒラル相手に、アル・アハリ・サウジはフィルミーノの右足シュートで先手を取ると、27分にはイングランド代表FWイヴァン・トニーの一撃でリードを広げる。前半アディショナルタイムに1点を返されたが、後半に入った59分には、アル・ヒラルのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリが2枚目のイエローカードを受けて退場処分となった。

「僕にとって、準決勝のアル・ヒラル戦で、クリバリが退場になった時、僕らはこの大会のタイトルに手が届く確信を得た」と明かしたフィルミーノ。実際、アル・アハリ・サウジは10人となったアル・ヒラルの猛攻を凌ぐと、86分にはケシエがPKを失敗しながら、後半アディショナルタイムに1点を追加し、3−1でファイナル行きの切符を掴み取っていた。

 なお、フィルミーノは個人としても、決勝のPOTMだけでなく、大会の最優秀選手賞(MVP)も獲得。大車輪の活躍で優勝の立役者となったが、アル・アハリ・サウジの背番号10は、最後までチームの献身を称えた。

「僕らは自分たちを信じ抜いて、最後まで素晴らしい仕事をした。このタイトル獲得は、僕らが怪物のようなメンタリティを持っていることを示している。僕らは常にチャンピオンになれると信じていたし、それを成し遂げたことを誇らしく思うよ」


【ハイライト動画】アル・アハリが川崎Fを下し、ACLE初優勝


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