【船橋・かしわ記念注目馬】中央の誇り、地方の意地の激突 GWの頂上決戦の結末はいかに

0

2025年05月04日 18:00  netkeiba

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

かしわ記念に出走するコスタノヴァ(撮影:下野雄規)
 5月5日(祝・月)に船橋競馬場で行われるかしわ記念(4歳以上・JpnI・ダート1600m)。1996年以降、中央との交流競走となり優勝馬にはエスポワールシチー、ホッコータルマエ、コパノリッキー等、のちに種牡馬となる名馬が。また地方馬ではアブクマポーロ、アジュディミツオー、フリオーソ、カジノフォンテンと地元船橋の名馬の名が。昨年まで中央馬が4連勝中だが、今年はどの馬の頭上に栄冠が輝くのか。

 主な出走予定馬は以下の通り。

■コスタノヴァ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)
 芝の新馬戦で着外に敗れ、2戦目からはダート路線を歩み、クラスターCを除けば連対パーフェクト。根岸S、フェブラリーSを連勝と勢いはメンバー随一と言える。パワーを必要とする地方ダート、船橋千六の適性に関しては微妙な印象を受けるが、充実著しい現状なら克服可能だろう。今後の重賞路線の主役となり得る逸材で、走りに注目したい。

■シャマル(牡7歳、栗東・松下武士厩舎)
 昨年の当レースの覇者で、父・スマートファルコン譲りのスピードが同馬の武器。これまで積極的に地方交流重賞に参戦して、高知・黒船賞3連覇の他、大井・東京スプリント、浦和・オーバルスプリントなどを制しており、地方ダートへの適性が高いことを実証済み。今年も主導権を握ることができそうなメンバー構成で、一気に逃げて連覇を狙う。

■ロードフォンス(牡5歳、栗東・安田翔伍厩舎)
 デビューからこれまで一足飛びとはいかなかったが、経験を重ねる毎に着実に地力強化。初めての重賞挑戦となった根岸Sではコスタノヴァの後塵を拝したが、続く名古屋・かきつばた記念を勝ちタイトルホルダーの仲間入り。千六延長が課題となるが、前走で地方ダートの適性を示したのは心強いばかり。ここを制して一気にスターダムにのし上がるか。

■ギガキング(牡7歳、船橋・稲益貴弘厩舎)
 道営デビューで3歳2月に南関東に移籍。3歳時に二つのタイトルを得ると、古馬になってからも船橋の顔として、重賞戦線で存在感を示してきた。典型的なサウスポーで、千六から千八が適距離だけに、かしわ記念はベストの条件と言える。地元の意地を見せたいところだろう。

 今年11月に2010年以来、二度目となるダート競馬の祭典・JBCが開催される船橋競馬場。スタンドがリニューアルされ、今まで以上に快適かつ、競馬の醍醐味を満喫できるようになった船橋競馬場で行われるかしわ記念は、どのような結末が待っているのか。

 5月5日、20時05分にその幕が開かれる。

(文:ケイシュウニュース・清水均)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定