
1つの仕事を続けたら、どんな人でも業界の空気に染まるのは当然でしょう。職業や組織などのコミュニティには独自の“ニオイ”や雰囲気が必ずあり、最初はオドオドしていても板につくと「それっぽく」なるのです。特に芸能人のような人気商売の場合は、業界人らしいと周りから言われるほどの大きな変化が起きる人が多いです。
【写真】夜のお仕事は「ラクして稼げる」なんて大嘘! 元セクシー女優が暴露する厳しい現実
「らしくなる」のも時間の問題ですが、これは個人差が大きく開くところ。素人っぽいことを売りにしている人もいますが、ガチの素人だと仕事は務まりません。多くのセクシー女優は、だいたいどのくらいで業界に染まっていくのでしょうか?
どんなセクシー女優にも新人時代はありますから、デビュー時は誰でも素人。撮影を重ねていくうちにアマチュア感が薄れます。
こなした現場数や専業・副業かによっても“染まる”速度が大きく異なりますが、専業かつそこそこオファーをもらえているなら、半年くらいで業界人の仲間入り。実際、「セクシー女優は半年続けばベテラン」なんて言われもありますから、だいたい6カ月前後が素人・セミプロの分かれ道ですね。1年以上専業で頑張れば、もうすっかり玄人です。
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半年間も現場に入って高収入を得ていると、段々と一般的な感覚が薄れていくのが悩ましい部分。筆者の体感として、デビュー後半年も経たないくらいで「女優になったなぁ」と思いました。最初は右も左も分からず、毎回現場で大はしゃぎだったのにも関わらず、割とすぐシレッと慣れ始めましたね(笑)。冷めているといったらそれまでだけれども、特殊な世界を受け入れるのが我ながらとても早かったため、“現場でワクワク”よりも「ちゃんとやらなきゃ」というプレッシャーの方が大きかったのです。
業界人に囲まれて生活を続けると、プロ意識が芽生えます。時に「業界に染まる」なんて言葉は悪口にも使われますが、染まるのとプロ意識はイコールで結ばれる関係なのかもしれません。
業界に染まるといっても、悪い染まり方も存在します。例えば、礼儀を忘れて誰にでもタメ口だったり、金銭感覚がおかしかったり、犯罪などの悪事に手を染めてしまったり、さらには遅刻、現場飛ばしなどを発生させるケースもあります。
この場合に使われる「染まりましたねぇ」は完全なる悪口です。業界人らしくなるのは勝手ですが非常識な行為をすれば周囲に迷惑が掛かり、自分にとっても大きなマイナスになります。
そのため、素人っぽい部分が少しくらい残っていた方が、関係者からもファンからも愛されるでしょう。よく昔の友達と疎遠になったとボヤく女優さんがいますが、職業に偏見を持たれる以外にも、実は「性格や感覚が変わってしまったから(=染まったから)」が原因であるケースも多いのです。
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ただ、難しいのはプロの部分と素人らしさのバランス。心の中がガチ素人すぎると演者という意識が低く、いつまでも良いパフォーマンスができない可能性さえあります。これでは仕事の幅が広がらず、いつかオファーが途絶えてしまうかもしれません。
とはいえ、「私、プロなんで」とお高くとまれば完全に扱いづらいヤツ(笑)。この仕事を続けながら自分の評判を落としたくないのならプロと素人、どちらの要素も持ち、良きバランスが保てるように心掛ける必要があるのです。
◆たかなし亜妖(たかなし・あや)元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。
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