
■第36回ゴールデンゲームズ in のべおか(4日、延岡市西階総合運動公園陸上競技場)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
女子5000mのA組に出場した廣中璃梨佳(24、JP日本郵政グループ)が日本人トップ(全体3位)の15分05秒69でフィニッシュした。
廣中はスタート直後からペースメーカーのすぐ後方につけトップ集団に位置。1000mを過ぎた時点で2位をキープしながらも速いペースでレースが進んだ。ラスト2周となった時点でトップに出るとラスト1周でギアを上げたが先頭を守れず3位。しかし1位と2秒03差で駆け抜け、日本人トップの力走を見せた。
優勝は自己ベストとなる15分03秒66をマークしたL.ドゥータ(愛媛銀行)、2位は15分04秒30でK.カロライン(JP日本郵政グループ)となった。
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4月12日に行われた日本選手権10000mでは31分13秒78で優勝し、9月に開催される東京2025世界陸上の代表有力候補となった廣中。また今季5000m初戦となった織田記念(4月29日)では日本人トップの15分19秒23で3位に入っていた。
また東京2025世界陸上のマラソン代表に選出された安藤友香(31、しまむら)は15分32秒95で5位。女子マラソンで21年東京、24年パリとオリンピック™2大会連続代表入りしている一山麻緒(27、資生堂)は16分02秒05で16位となった。
レース後のインタビューで廣中は「出身が長崎で、高校のときから出場していて、思い入れのある試合で、自分の思うような走りができてうれしいです」と振り返った。
3位という結果に「チームメイトのカーロ(カロライン)もいたので心強くて。また皆様の声援が間近に聞こえたので、最後の最後まで後押ししてくれました」と感謝を述べた。続けて「動きのキレが織田記念よりも徐々に上がっていたので、自信を持って乗り込むことができた」と手ごたえをつかんだようで、今後の目標として「世界陸上がまた、オリンピック以来の日本で行われるのでしっかりあわせていきたい」と意気込んだ。
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