ブライトンとニューカッスルの一戦はドロー決着 [写真]=Getty Images プレミアリーグ第35節が4日に行われ、ブライトンとニューカッスルが対戦した。
現時点で勝ち点「51」を獲得し暫定10位につけているブライトンは、前節ウェストハムに劇的な逆転勝利を収め、公式戦7試合ぶりの白星を手にした。日本代表FW三笘薫は途中出場からネットを揺らし、公式戦二桁得点を達成。本拠地『アメックス・スタジアム』にカラバオカップ覇者のニューカッスルを迎える今節、先発出場とリーグ戦での二桁ゴール達成が期待されていたが、ベンチメンバーから外れ、今シーズン2度目の欠場となった。
序盤は拮抗した展開に。GKバルト・フェルブルッヘンを含めて後方からのビルドアップを試みるブライトンに対し、ニューカッスルはコンパクトなブロックを構築し、攻撃時には後方からのロングボールを織り交ぜつつ、サイドのスペースを狙っていく。11分にはダン・バーンからのロングフィードを起点にハーヴェイ・バーンズがフィニッシュに持ち込むもGKフェルブルッヘンがセーブ。27分にはジョー・ウィロックが左から独力でボックス内へ侵入したが、シュートは枠を外れた。
試合の均衡が破れたのは28分、左サイドからのクロスのこぼれ球を拾ったマッツ・ウィーファーが前方へ繋ぎ、ボールを収めたヤンクバ・ミンテがドリブルでカットイン。ニューカッスル守備陣に囲まれながらも左足を振ると、これが左のサイドネットを揺らす。GKニック・ポープが一歩も動けぬ圧巻の一撃でブライトンが先制に成功した。ビハインドを負ったニューカッスルはボールを握る時間を増やすが、決定機を作るまでには至らず、前半は1−0で終了した。
後半の立ち上がりもニューカッスルが球際の攻防やトランジションの局面で優位に立ち、押し気味に試合を進める。57分、直前に投入されたばかりのアンソニー・ゴードンが左から仕掛け、対峙したタリク・ランプティと交錯して転倒。主審はPKを宣告したが、VARによる確認の結果、接触場所がボックス外だったとしてFKに。70分には中盤から飛び出したウィロックがボックス内で倒れ、主審がPKスポットを指差したが、再びVARで判定が覆り、ウィロックにはイエローカードが提示された。
守備の時間が続くブライトンは80分、ルイス・ダンクが敵陣ボックス手前へロングフィードを供給し、こぼれ球を拾ってダニー・ウェルベックからミンテへ繋ぐ。ボックス内に侵入したミンテが角度のないところから左足を振り抜いたが、これはGKニック・ポープの好セーブに阻まれた。ピンチを凌いだニューカッスルは86分、絶好の位置でFKを獲得すると、ファビアン・シェアのキックがヤシン・アヤリの腕に直撃。これで得たPKをアレクサンデル・イサクが沈め試合を振り出しに戻した。
その後は両チームともにチャンスを作るも勝ち越し点は生まれず。試合は1−1で終了した。次節、ブライトンは10日にアウェイでウルヴァーハンプトン(ウルブス)と、ニューカッスルは11日にホームでニューカッスルと対戦する。
【スコア】
ブライトン 1−1 ニューカッスル
【得点者】
1−0 28分 ヤンクバ・ミンテ(ブライトン)
1−1 89分 アレクサンデル・イサク(PK/ニューカッスル)