チェルシー、“王者”リヴァプール撃破で3連勝!…リーグ戦初先発の遠藤航は69分までプレー

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2025年05月05日 03:13  サッカーキング

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リヴァプールを下したチェルシー [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第35節が4日に行われ、チェルシーとリヴァプールが対戦した。

 前節終了時点で勝ち点「82」を積み上げ、4試合を残して5シーズンぶりのリーグ優勝を決めたリヴァプール。ここまで34試合でわずか2敗しか喫しておらず、直近も3連勝中と安定した戦いを続けている。優勝決定後の最初の対戦相手となるのはチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを展開中のチェルシー。直近のリーグ戦では5試合負けておらず、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)準決勝ファーストレグでは4−1で快勝するなど、好調を維持している。

 昨年10月の前回対戦ではリヴァプールが2−1で勝利。シーズンダブルかホームでのリベンジか、今シーズン2度目の直接対決はどちらに軍配が上がるだろうか。リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航はボランチの一角として今シーズン初めてリーグ戦のスタメンに名を連ねた。

 開始早々の3分にスコアが動く。コール・パーマーがライン間で上手くボールを引き取り相手のプレスを裏返すと、右のスペースで受けたペドロ・ネトがゴール前へグラウンダーのクロスを供給。これをエンソ・フェルナンデスが流し込み、チェルシーが先制に成功した。リードを許したリヴァプールは次第にボール保持率を高め、遠藤も良いポジションを取りつつ中盤で起点を作る。しかし、最終局面でラストパスが合わず、なかなか決定機に繋がらない。

 ボール保持率こそリヴァプールを下回るチェルシーだが、前線から連動したプレスをかけつつ、攻撃時には自由に動き回るパーマーが起点となり、ネトやノニ・マドゥエケらが積極的なプレーを見せる。42分、パーマーのパスを受けたネトが右からカットインして左足を振り抜くも、シュートは惜しくも枠の右へ。その直後には前線でのボール奪取からロメオ・ラヴィア、ニコラス・ジャクソンと繋いでマドゥエケがネットを揺らしたが、オフサイドで追加点は認められなかった。

 後半に入り56分、チェルシーはロングボールのこぼれ球をパーマーが回収すると、そのままドリブルでボックス内右の深い位置へ侵入し、ゴール前へラストパス。懸命に戻った遠藤がライン際で何とかかき出したが、フィルジル・ファン・ダイクのクリアがジャレル・クアンサーに当たり、ゴールへ吸い込まれた。2点ビハインドとなったリヴァプールは失点後にコナー・ブラッドリー、ダルウィン・ヌニェス、ドミニク・ソボスライ、アレクシス・マック・アリスターを次々投入。遠藤は69分で交代となった。

 圧力を強めるリヴァプールだが、相手守備陣の粘り強い対応もあり、なかなか枠内にシュートを飛ばすことができず。逆にカウンターから度々ピンチを迎え、パーマーやジェイドン・サンチョに際どいシュートを打たれる。それでも85分、マック・アリスターの右CKにファン・ダイクが頭で合わせ、土壇場で1点差に詰め寄った。しかし、90+6分、パーマーにPKを沈められ、試合は3−1で終了。チェルシーはCL出場権獲得に向けて大きな3連勝を飾った。

 次節は11日に行われ、チェルシーはアウェイでニューカッスルと、リヴァプールはホームでアーセナルと対戦する。

【スコア】
チェルシー 3−1 リヴァプール

【得点者】
1−0 3分 エンソ・フェルナンデス(チェルシー)
2−0 56分 ジャレル・クアンサー(オウンゴール/チェルシー)
2−1 85分 フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)
3−1 90+6分 コール・パーマー(PK/チェルシー)

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